◎1121(花宮/実渕)
「花宮くん、一緒にルリルージュ食べない?」
「う…お…見るからに甘ったるさで構成された見た目だなオイ」
「と、思って花宮くんにはヨウナシのコンポートタルトにしました」
「…オレにはさっぱり甘み度の違いが分かる気がしねぇ」
「れおちゃーん!!れおちゃんは私とルリルージュ食べるよね!?」
「勿論!これなかなか売ってる所を見ないのによく見つけてきたわね〜」
「知り合いのちょっとお菓子好きな人のツテを使って・・・」
「オイ、また自分の欲望の為に人使ってんじゃねーぞ!」
「またってなによ!?」
「まぁまぁ二人共そこらへんにしなさい!ところでどうして今日突然、洋菓子なんて買ってきたの?」
「実は…今日は高尾くんハッピーバースデー!!オメデトー!私の理想の彼氏像!高尾クン!!!お誕生日おめでとう!!!!」
「高尾クン・・あ〜修徳の!カワイイ子!」
「だから人の誕生日を本人不在で祝うのはやめろって言ってんだろ!?」
「心狭いな〜も〜だから花宮くんはモテないんだよ!?自覚したら?」
「コイツほんと殴りてぇ。女だからって容赦しねーぞ。横っ面叩くぞ」
「真正面ではないのね。」
「とりあえずロウソクさしてっと・・・花宮くんのタルトにさそう。」
「いちいち俺を振り回して生きる癖治せ」
「写メって、っと」
「高尾くんに写真を送ってあげるの?」
「高尾くんの元に送る為に、とりあえずこの画像をたらい回し形式で輸送したいと思います。手始めに氷室さんからスタートさせるか…」
「ざ、斬新ね…!!」
「氷室から火神が確実なんじゃねーか?オヒトヨシのが確立あがンだろ」
「なんなの、これこういう恒例行事なの!?」
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