◎無冠と梅雨



「今日も曇りかよ…食欲わかねーな」

「食欲に関しては全然心配しないで大丈夫ですよ。」

「アンタ私の五倍は食べてたわよ。」

「食欲は変わらないにしても、湿度が高いと身体動かすのは辛いですね」

「や〜だ、なんだか雨まで降りそうな曇り空ね〜」

「はい。空がドヨンとしてます…」


「ブッハ!!!」

「まこちゃん!!お黙り!」

「ドツボにハマったみたいだね」

「壁で身体を支えきれずに蹲って爆笑する花宮…」

「クッ…ソ」

「他人を蹴落とす以外でこんな笑ってる花宮始めて見た〜」

「こんだけまこちゃんを笑わせられるなんて、あなた自分を誇っていいわよ」

「だめだ、全く状況についけゆけぬ」





戻る

top
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -