◎花宮くんとお店屋さん


「花宮くん、花宮くん」

「…なんだよ」

「わたしね、可愛い古着屋さんを経営しながら子供と旦那さんとのんびり過ごすのが夢なんだけどね?!」

「それ昨日読んでた漫画だろ」

「花宮くんがもしお店屋さんするならやっぱりチョコレート屋さんにする?」

「悪くねぇな」

「もちろん100パーセントカカオチョコレートが目玉商品で!」

「むしろ100パーセントオンリーを目指す」

「えーそれだとわたし楽しくないし…」

「俺の店だぞ。おまえが楽しみ見出す必要はねーだろ」

「一緒に経営させてよー!」

「おまえに経営させて俺になんのメリットが…?」

「女性の視点を考慮した経営が出来るよ!」

「一般的な女性視点をおまえが持っているのかは定かじゃねーが」

「もーわたしが古着屋さん経営したら、雇ってあげるから!」

「頼んでねーよバァカ」


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