◎まどろむ
「おまえ…まだ起きてたのか」
「眠れなくて…花宮くんは課題、一息ついたの?」
「まーな。シャワー浴びてくる」
「いってらっしゃ〜い」
「眠る気全然ねーな」
「今日はとことんだめみたい。花宮くん先に寝ていいよ」
「バァカ。ほっといたらソファで寝るだろ。」
「ちゃんとベット行く!」
「ハァ…寝るまで付き合ってやるから俺の部屋行くぞ」
「えっ?!い、いいよ!ただでさえ花宮くん疲れてるに…」
「ごちゃごちゃ言ってんな。気が変わる前にさっさとこい」
「も、ほんとに花宮くん先寝ていいよ」
「眠る気あるなら静かにしてろ」
「あるけど、あるけどほんとに眠れないの」
「…ハァ。眠りたくないんだろ。心配すんな。それでもまた怖くなったらいてやるから」
「うん」
「花宮くんの体温ほっとする」
「そーかよ」
「もっとぎゅってして」
「はいはい」
「わたし、また、おきちゃって、おこしちゃうかも…ごめんね」
「慣れてる」
「ありがと、だいすき」
「おやすみ」
「おやすみ…Zzz」
(あー生殺し)
二人で微睡む午前3時半
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