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「う〜〜、こんなに天気いいと眠くなっちゃうなぁ・・・」
ふわ〜っとあくびを一つして、庭にゴロンと横になった。
あ、私は呉の都、成都の宮廷で働く女官です。
普通は家事とかをやるものだけれど、私は才能を認められて周喩様や陸遜様の様な智将のお手伝いをしているのです。
そして、実は・・・。
「こんな所に居たんですか、紅月」
「陸遜様!!」
陸遜様の彼女だったりするのです(キャッ)!
陸遜様は私の隣に腰掛けるとちょっと苦笑しながら言ってくれました。
「今は周りに誰も居ないから、普段どおりでいいですよ」
「はい・・・じゃなかった、うん、陸遜!」
まだちょっと慣れないけど、頑張って恥ずかしさを引っ込めてそう言うと(じゃないと陸遜が機嫌を悪くする)、陸遜様はニッコリと綺麗な微笑みを浮かべました。
少し前までの私だったら鼻血を出して昇天してるでしょう。
本当に私なんかが彼女でいいのかって思うぐらいに格好いいです。
「紅月?どうしたんですか?」
「え?あ、なんでもないよ!ただ、気持ちいい天気だなぁ〜って」
少しぼーっとしてた私の顔を心配そうに覗き込んで来た陸遜様に慌ててそう答えると、陸遜様はふっと笑って空を見上げました。
「本当ですね。昼寝するのに丁度いい天気だ」
・・・あ。
私、今すっごくいい事思いつきました!
いつも呉と民の為に頑張っている陸遜様。
ちょっとは休憩しても・・・いいですよね?
うんうん、そのぐらい許してもらえるはずです!
「ねえねえ陸遜、ちょっと横になって!」
「え?」
「いいから!お願い?ね?」
そう言うと、怪訝そうにしながらも陸遜様は草原にゴロン、と横になりました。
それから私はちょっと場所を移動して、陸遜様の頭を膝の上に乗せて傍にあった木にもたれかかって、陸遜様の所が影になるようにしました。
「なっ・・・紅月?」
陸遜様はちょっとワタワタと焦って、可愛いです。
いつもの冷静な貴方はどこへ行ったのか・・・でも、そんな姿にも胸きゅんです。
「いいから、そのまま。いつも頑張ってるんだから、ちょっとぐらい休憩しないと・・・ね?」
そういってふわっと笑って見せると、陸遜様は困った様な、でも楽しそうな笑みを見せてくださいました。
「仕方ないですね・・・。紅月がそう言うなら、ちょっと休ませてもらいます」
「はい・・・じゃない、うん!」
そう言って目を閉じた陸遜様の髪の毛をサラサラと撫でていると、そのうち穏やかな寝息が聞こえてきました。
「寝ましたね」
膝に丁度来る重さ。
「いつまでも・・・、こんな時が続きます様に」
陸遜様とずっと一緒に居られますように。
膝枕
(いつも頑張っている貴方に)(ちょっとしたご褒美です)
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以下、感想↓
引っ越し作業中(2011年の引っ越し時点)に
感想書いてない事に気付きました←
ごめんなさい(´●ω・)
陸遜大好きです笑
自重を覚えたものの
読んでてによによしてました(爆)w
凜花様ありがとうございました!
2020.08.21.二度目の移動
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以下、感想↓
引っ越し作業中に
感想書いてない事に気付きました←
ごめんなさい(´●ω・)
陸遜大好きです笑
自重を覚えたものの
読んでてによによしてました(爆)w
凜花様ありがとうございました!
2020.08.21.移動
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