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「お前の“初めて”を貰えた奴は幸せだな。」
鉢屋がぽつりと呟く。
「そうだね〜、なんだか重みが違く感じるよね。」
うんうんと頷いて尾浜が同意する。

「ははっ、まぁ実際はどうなるか判らないけどな。ただ、どんな状況であれ接吻をする時が来たら、この想いは込めておきたいなって思ってるよ。」
さぁ、俺の話題はこれでおしまい!と言って近江がパチンと手を鳴らす。


きみという付加価値

(何だかドキドキする話だったな…。)






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