奈緒ちゃんはやっぱり大嫌いで大好きだったあの人に似ている。 髪の色も瞳の色も…姿形は全く似てないけど纏う雰囲気がそっくりな気がする。 興奮の中にいる彼女はボクの上に跨り両手を首に回して唇を重ねてくる。ヴァンパイアにはない暖かい唇の感触は気持ちいい。ゆっくりと入ってくる舌がボクの舌を絡め取る。舌先を舐め唇を使って舌に吸いつくその動きに、ボクの舌も同じ様に彼女のモノを追う様に動き始める。 「…んっ、キスだけで…っ、ボクを興奮させるなんてっ…奈緒ちゃんは、凄い女の子だね…っ。ビッチちゃん、なんてもう呼べないなぁ…淫売、ううん娼婦？」 唾液で艶めかしく光る唇をペロリとひと舐めして、ニヤリと笑う彼女の表情を見るとボクの身体の中が熱を帯びるような感覚に陥る。 「ねぇ、ライト？キスしただけなのにどうしてそんな恍惚の表情なの？それに…私のお尻に当たってるモノ…凄く硬くなってなぁい？…どうしてかなぁ？」 ボクの首筋を指でなぞりながら、ゆっくりと腰を動かし刺激を与えてくる奈緒ちゃん。柔らかい肉の感触は布越しに感じるものだけど、そのもどかしさがまたいい。 「んふふ。それはねー奈緒ちゃんのせいだよ？あんな風に淫らに舌を絡めて、ボクの口の中を動き回ってさ…今だって腰を動かして刺激してさぁ…本当にイヤラシイ。そんな所がキミの美徳だけどね。」 「…それはありがと。ねぇ、気持ちよくシてあげたらいいんだよね？」 そう言って彼女はボクの上から降り、足元に座り込み上目遣いでこちらを見る。 「そうだよ、んっ…僕を気持ちヨクしてくれたら…奈緒も気持ちいいコトしてあげるよー。」 「ライト、約束だからね？…んっ、」 器用に僕のパンツと下着を脱がし、既に勃ちあがったモノに奈緒ちゃんの紅い舌がゆっくりと這う。何往復も丁寧に余すことなく彼女は舐め回した後にゆっくりとソレを口に含む。 「…あっ…んっ、いい、よっ、奈緒、ちゃ、ん…っ。そのままゆっくりと動いて…っ。」 チラリとボクを上目遣いに見ているその瞳は笑っていた。すごく挑発的なその表情にボクのモノは素直に反応する。 「…ライトの大きくなってきた。ねぇ気持ちいいの？どうして欲しい？ライトのして欲しい様にしてあげるよ？」 舌で先端を刺激し、掌と指を使い全体を扱いながら彼女は優雅に微笑む。 「…奈緒ち、ゃん…んっ…そのっ…可愛いっ…お、くちっ…でっ、たーくさ、んっ、味わっ…てっ…」 ゆっくりとだけど確実に快感を与える彼女の動きにボクは耐えながら、言葉を吐き出す。 「いいわよ、たーっぷりライトを味わってあげる。最後の一滴まで飲み干してあげるからっ．んっ…ピクピクしてる。気持ちいいの？…もしかしてイっちゃいそうなの？」 焦らすように与えられるゆっくりとした刺激ですら、ボクには耐えられそうになかった。 「うん、もう…っ我慢できな…っ！」 その返事に満足したのか、彼女の口の動きは激しくなる。 卑猥な音をたてながら一心不乱にしゃぶりつく彼女の頭を手で抑え、下から腰を動かし自ら快感を貪る。 「…最後の一滴まで…味わっ、て、ね…！奈緒、ちゃ、ん…っ」 一瞬にして膨れ上がっていた欲望が彼女の口の中に放たれる。 ゆっくりと喉を動かし彼女はそれを飲み込んでゆき、唇の端についたボクの体液を指で拭い、ペロリとボクを見つめながら舐める。 「…美味しかったよ。最後の一滴まで残らず頂いちゃった。」 弧を描く唇、笑う眼差し、彼女の振る舞いはやっぱりあの人に似てる。 「ボクの負けだね。おいで、奈緒ちゃん。今度はボクがキミを快楽の渦の中に落としてあげる。」 床に座っていた彼女を膝の上に抱き上げ、軽く口付ける。 「私お仕置きされてるんじゃなかったの？…ふふ、戻って来れない位深くまで突き落として？」 首に巻きつく白い腕を横目に見ながら、思ったんだ。 こんな逸材、人間のままにしておくのはもったいない。ってね。 |