目の前で繰り広げられるのは、それはそれは素敵で、僕の心が踊る光景だ。 アヤトくんにキスされて、それを受け入れる奈緒ちゃんの姿。ゆっくりと唇が開き、赤い舌が絡み合う。 ピチャピチャと唾液の交じり合う音を立てながら、貪るように何度も何度も角度を変えながら深く絡んでゆく。 ゆっくりと彼女の腕がアヤトくんの首に周り、口づけはもっと深くなる。と、同時にアヤトくんの右手が荒々しく彼女の制服のブラウスをまくり上げる。 「さすが、淫乱女。随分気持ちよさそうな顔してんな。」 アヤトくんは満足そうに、彼女の口からあふれている唾液をペロリとなめて、その舌はツーっと首筋へと降りてゆく。 「奈緒ちゃんはね、焦らされるのが好きなんだよーだから、アヤトくんたっぷり焦らしてあげてね。」 うるせぇな、俺がヤりたいようにやるんだからライトはそこで指咥えて見てろ!と、彼女の胸を揉みながら僕に吐き捨てるように言う。 「…んっ」 彼女はすでに快楽の虜なのかただアヤトくんの愛撫に身を任せてる。 「ねぇねぇ、僕に感じてる奈緒ちゃんをじっくり見せてよ。」 「イチイチ、うるせぇんだよ!…チッ、こうすりゃよく見えるだろ?」 舌打ちをして、面倒くさそうにアヤトくんは彼女の後ろにまわりその体を抱き起こしこちらへと向ける。彼女はアヤトくんに背中を預けた体制でチラリとこちらを見る。 「ねぇ、アヤト…?脱がせてくれる?」 僕を見つめながら、彼女はアヤトくんの首を指でなぞりつつそうオネダリする。『アンタが望んでるのはこういうのでしょ?』と、言わんばかりの挑発的な彼女の態度。 そう、その目…!もっと僕を熱くさせてよ。 乱暴に外されていくボタン。あらわになる白い肌に僕の視線は釘付けになる。 「なぁ、興奮してんのか?…すげぇ心臓がドクドク脈打ってるぜ?…それにしてもオマエ…」 いい匂いさせてんな、そう言ってアヤトくんは彼女の肩に噛み付き血をすすり始める。 彼女は快感と苦悶の間のような表情を浮かべ、アヤトくんの吸血を受け入れている。 「まぁまぁだな…人間にしちゃ美味いほうかもしれねーな…」 なんて言いながら、アヤトくんは彼女の胸を揉みしだきながら再び彼女の肩に牙を立てる。ドクドクと血を溢れさせる血管に、広がる彼女独特の男を惑わす血の香り。 「オマエもしかして血を吸われて興奮してんのか?…ココ立ってるぜ。」 彼女の胸の飾りをそう言って捏ねるようにアヤトくんが可愛がると、彼女は嬌声をあげ気持ちよさそうな表情を浮かべる。 「なぁ、もっと気持ち良くなりたいだろ?…足開けよ。そうだ…ライトに見せてやれよ、ホラ。」 ゆっくりと開いた彼女の足を、アヤトくんは思い切り広げ僕によく見えるようにしてくれる。…あぁ、感じてるんだね。 アヤトくんの愛撫と吸血が気持ちいいから?それとも、僕がこうやって見てるから? 「なぁ、此処どうして欲しい?」 下着の上からアヤトくんの指が彼女の蜜壺をゆっくりとなぞると、ビクっと体を震わせて一際甲高い声を出す。 「あっ…やっ…ッン!」 指が往復する度に喘ぎ声がこの部屋を占拠する。そして次第にその声に卑猥な水音が混じり始める。 「すごく濡れてるねー奈緒ちゃん。アヤトくんは上手?それとも、僕がここで見てるからー?ねぇねぇ、この前寝た男の目の前でその兄弟に犯されるってどんな気分?見てる僕はねーすごく興奮してきちゃった!」 性行為独特の匂いと、彼女の血の香りが混ざったこの空間は僕を狂わせそうだ。 「ほら、ライトが質問してんだから答えてやれよなっ…下も脱がせてやるよ。だから、ちゃんとライトに見せて説明してやれよなっ…」 荒々しくショーツを下ろし、再びアヤトは彼女の足をこちらに向ける。 「うわぁ…ドロドロだね。いっぱい出てきてるよ。我慢できないんだよね、もう欲しくて欲しくてたまらないんだよね?…でもまだダメだよ。もっとアヤトくんに可愛がって貰わなきゃね。」 「だよな。って事で、体制変えるから見たいならテメーも移動しやがれ。」 再び彼女を組み敷き、舌を這わせ始める。首筋、鎖骨、なぞる様にそのまま胸の頂を口に含み舐め回す。 「…んっ。キモチいいよ、アヤトくんっ…もっといっぱい、ねっ…っん…!」 アヤトくんの頭を自分の胸に押さえつけるように手をまわし、奈緒ちゃんはただいやらしい声をあげる。 「…んっ。マジで貪欲な女だなっ…!いいぜ、全身可愛がっていろんな所から血を吸ってやるからなっ…」 アヤトくんの唾液で彼女の身体がキラキラ光って、至る所に噛み跡を付け快感に悶える姿は想像しただけで、何日かオカズに出来そうなくらいイヤラシイ。 「アヤトくん、いっぱい奈緒ちゃんを噛んであげてよ。それで、いっぱい感じてる声をぼくに聞かせてよ…!ねぇ、どこから血を吸われたい?アヤトくんに教えてあげなよ。ねっ?」 真横にある彼女の脚をゆっくりと撫でながらそう言うと「どこでもいいっ…でもっ、アッ…!キモチが…んっ、いいトコロに、してっ…っ!」 という答えが返ってくる。 「…なら、ココはどうだ?」 アヤトくんの牙が奈緒ちゃんの脇腹に突き立てられる。 「痛いっ…!」 眉間に皺をよせ、その痛みに耐える表情すら僕をゾクゾクさせる。 「痛いの?…だったら僕が、キモチよくなるお手伝いしてあげるねー!」 「えっ?…やだっ…!あっ…、っん!」 アヤトくんと反対側の脇腹に噛みつき、彼女のよく濡れた蜜壺に指を這わせる。 その様子を見たアヤトくんは、こちらをチラッとみて、何かを察したのか彼女の胸に再び手を伸ばす。 「ライトが混ざったら、オマエの血が甘くなってきたぜ。2人がかりで責められて興奮してきたんだな…いいぜ、もっと感じろよ。じゃねぇと、オマエの欲しいもの入れてやんねぇからな…っ!」 荒い呼吸に混じる、艶っぽい声は段々と甲高い叫び声にも似たモノにもなってきた。 「もしかして、イッちゃいそうなの?…ほら、早くアヤトくんにおねだりしたら?『アヤトくんので私をイカせて下さい』ってさぁ…」 ナカすごくヒクヒクしてるよ?もう指なんかじゃ足りないよね?だって、意地汚い奈緒ちゃんのここは、涎をダラダラ零しながら待ってるもん。 「アヤ…トっ…!おっ、ねがいっ…もう、ねぇ…っ、あっ…ッ!」 「いいぜ、俺様が欲しくてたまんねぇみたいだしな…ほら、変態。ちゃんと見とけよなっ…!」 アヤトくんの唇が弧を描く。そして、彼女の中心に少しづつアヤトくんのモノが飲み込まれてゆくのが目に入る。 凄く気持ち良さそうな声をあげながら、彼女はアヤトくんの動きに合わせて腰を動かす。僕としてた時も、奈緒ちゃんはこんな風に求めて来てたなぁ… 「…ッ。あばずれの割にはなかなかじゃねぇかよっ…!」 「アヤトくんもキモチいいのー?いいなー僕もキモチよくなりたくなってきちゃったな…ねぇ、奈緒ちゃん僕にもシテくれる?」 快楽の虜になっている彼女の唇に僕のモノをゆっくりと押し付けると、ニヤリと僕の方を見て笑う。 「変態って罵ってくれてもいいんだよ…っ」 僕の声に奈緒ちゃんは何も答えずに、差し出したモノへとゆっくりと舌を這わすのだった。 快楽の宴は始まったばかりだから。 夜が明けるまで…ううん、そんなのじゃ足りない。 太陽が空に登っても夜通し、奈緒ちゃんが飽きるまで貪りあおうね…? |