2012/11/26 04:09 ED1の後のスバユイについて本気だして考えてみた。 柔らかな月明かりが2人を祝福するかのように照らしている。頬を撫でる風と繋がれた手の感触、そして2人の息遣いだけが響く。 「…どこに行くの?」 「決めてねぇよ。でも、ユイが居てくれるのならどこでもいい。」 足を止め地面に2人腰を下ろす。瞬く星をながめながら、繋がった手をスバルはぎゅっと握りしめる。 「後悔してるか?…あのままあの家に留まれば、それなりの生活は出来たはずだからな。まだ今なら戻れるぜ。」 「後悔なんてしないよ。だって私自身が選んで決めたの。他の誰でもない、スバルくんの隣に私は居たいの。だから、お願い。最期まで私と一緒にいてね。」 「…ふん。嫌だって言っても絶対に離す訳ねぇだろ。俺にはユイ、おまえが必要なんだ。いや、違うな。」 夜空を見上げていたスバルの瞳がユイを捉える。言うのを躊躇っているのか少し不安げに揺れるその表情。ユイは小さく微笑みを返す。大丈夫、どんなスバルくんでも私は受け止めるよ。彼女の表情から、そんな想いが溢れてくるようだった。 「…ユイ、おまえしかいらねぇ。他のモノはどうでもいい。だから…」 「私も、だよ。スバルさえいればそれでいいの。もしあなたが私の目の前から消えるのであればこの心臓を無理矢理にでも止めて、スバルくんの側に私は行くよ?」 にっこりと笑う彼女の瞳に宿るのは強い意思。何もなやむことも心配することもない。ただ、このちいさな身体を守る。それだけが、俺のやるべきことだと。 「当たり前だろ?なんせ、俺が愛した女なんだからそうじゃねぇとな。」 「うん。私も愛したあなただけを信じてこれから生きていくの。」 さぁどこへ向かおうか? とりあえず静かな場所だな。 出来たら景色の綺麗な所がいいな。 そうだな、 小さな家を借りて、密やかに暮らそうよ。 あぁ、ユイはそれでいいのか? もちろん。 隣にスバルくんさえいればいいってさっき言ったでしょ? それじゃそろそろいくか。 うん。 2人はふたたび手を取り合いゆっくりと歩き始める。 頭上でキラリと2人を祝福するように、星が瞬いた。 end スバユイいいよ!ありきたりな幸せはこの二人でしか味わえないよね! というわけで、おやすみなさい! またそのうちNLCP書きたいなー(*´ω`)っ【゚.+゚.+:。おやしゅみ゚.+:。】 |