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2013.08.05.Monday


※学パロ

ベルトルトと夏休み

「暑いよベルトルト、クーラーつけて」
「節電してるから扇風機で我慢して」
「熱中症になる、死ぬ」
「そんなこと言わずに手を動かしてよ」

ノートから顔を上げないベルトルトに、私は少しむくれた。なんだよ、ちょっとぐらいこっち向いてくれてもいいじゃないか。
今日のベルトルトは随分冷たい。軽くあしらわてるのがよーく分かるもの。畜生、なめやがって。
私がここで課題やってる意味、分かってないの? あんたが好きだからここまで来て課題やってるのに。
いつもみたいにへにゃって笑えよバカ。好きだっつの。


ジャンと夏休み

目の前で眉を寄せたジャンに、思わず笑いそうになった。笑ったらジャン怒るんだもん、おっかない。
ジャンが取り組んでるのは生物の課題。数学や英語はそつなくこなすくせに、ジャンは国語と生物が苦手らしい。
他の教科なら涼しい顔してるのに、この二教科に関してはお手上げらしい。

「オイ」
「何? 分かんないとこあんの?」
「この遺伝の問題の解き方分かんねえんだけど」
「自家受精? これあれだよ、子供同士を掛け合せるんだよ、ほら、こんな感じで」

私がノートに解説を書くために体を寄せれば、ジャンは顔を真っ赤にして近いんだよバカと私を押し返す。地味に痛い。
ジャンはミカサが好きなのに、なんでこんな反応するんだろう。ミカサがこれやったらこの反応してもおかしくないけど、私だよ?
好きでもない相手に顔赤くするなんて、ジャンも純粋だなー。なんて、ノートに解説書きながら思った。


ジャンは国語と生物が苦手だと可愛い。
特に遺伝のあたり苦手そう。ややこしい、知らねえこんなのとか言って答え写すジャン可愛い。
ベルトルトはなんでもそれなりの高得点だしそう。強いていうなら化学実験が苦手だといい。

そんな私の妄想。…世界史頑張ります。


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