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2013.07.24.Wednesday


リヴァイ。そう、名前を呼ばれた気がした。
礼儀も何もなかった、あのクソ女。今はいないそいつが、俺の名を呼んだ気がした。
当然振り返ったところで、クソ女がいるわけが無い。当然だ、アイツはもういやしねえ。
頭では分かっているつもりでも、やはり受け入れ切れていないのか。幻聴が聞こえるとは、俺は少し疲れているのかもしれない。

「死んでもなお、俺を振り回すか」

あの女が忌々しい。死んだくせに、俺の中に居座るな。さっさと死者らしく生きてる人間の背中を押せ。死んでからも俺の中に居座るのは、あのクソ女らしいといえばらしいが。
リヴァイ、聞いてよリヴァイ。何が楽しいのか、いつも笑顔だったアイツの顔が目に浮かぶ。
クソ、いい加減俺から離れろ。いつまで経っても厚かましい、非常識なやつだな。
気分を無理矢理変えようとして持ち上げたカップの中身はなく、ただただ虚しい気分になった。


触りはここまで。
第一話の最初になるんじゃないかと思います。


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