『そこまでだ!』

暗い闇の中、一点にまばゆい光が宿った。突然の光の中にいるのは赤い液体を顔に散らばらせた、おぞましい顔。

小さい目玉をギョロリと向けた先にいるのは、四人の子供。

「お前の悪行」

「これにて終わらせてもらう!」



【タラシのお調子者
藤重朧(フジシゲ オボロ)】

【下まつげが特徴女男
五十嵐ちとし(イガラシ チトシ)】

【あだ名はマッチ
副部長 藍原真知(アイハラ マチ)】

【無気力白髪眼帯少女
部長 高橋キイ(タカハシ キイ)】

「お…お前らは…」

彼らは

「妖万部!」




これは、妖と人がなんやかんやする物語り。



「駄目だよーこんな所にペンキつけちゃあ」

「すんません。練習したくても場所がなかったもんで…」

「それならうちらが探してあげるから。ご迷惑でしょー他人様ん家の壁に地獄絵描いたら。上手いけど」

「でしょ?今度妖怪会議発表でするんですよ」

「赤ペンキで描いてるあたりかなりリアルだね。そーだ今度文化祭手伝ってよ」

「いいですよ!」

「んなグロテスクなモン文化祭に出せるかああ!!」





二・家出なんて所詮1日

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