あぁ天女様の段 天女様が現れました。 でもそういう展開はない。ギャグ的な感じで流し読んでもらって結構です。 天女様設定が苦手な方は進まないよう気をつけて下さい。 というか、天女様設定をよく理解していないので、多少おかしい部分あります。 あれは六年全員で実習中のこと。突如として空から女の子が落ちてきた。 小平太が落ちてきた女の子を助け、伊作が介抱すると、すぐに目を覚ました。 それからだ、俺を含めた六年生全員がおかしくなったのは。 寝ても覚めても天女様のことばかり。 だってすっげぇ可愛いんだもん!くノ一とも、町娘とも違った雰囲気をまとう天女様は最高に可愛い! 細いし白いし目でっかいし、可愛いし胸でけぇし。そりゃあ六年全員頭おかしくなるよな! というわけで、今日も天女様を巡って戦闘開始! 「天女様ー、どこいんのー?可愛い天女様ー!」 「虎徹、天女様見つけたら教えろよ」 「は?小平太に教えるわけねぇじゃん。つーかお前いい加減諦めろよ」 「虎徹こそ諦めろ」 「いいか、何度も言うが、天女様とヤるのは俺だ!」 「いいや、私だ!」 そりゃあ可愛い子だもん、ヤりてぇじゃん? 忍者の三禁なんてバレなきゃいいの! 「―――っと見つけた!天女様!今日も可愛いっすね!こんな日は外でヤるのも気持ちいいっすよ!」 「外でするのは賛成だが、ヤるのは私だ!天女様、ヤろう!」 小平太と口論していると、廊下を歩いていた天女様と遭遇! こりゃあもう運命だろ。赤い糸で結ばれすぎ! 天女様を小平太と一緒になって追いかけると、彼女は涙目になって逃げ出した。 うっわ、その顔そそる。超そそられる! 極限まで追いかけて、押し倒したいなーって考えてると、小平太もそう思ったようで、目をギラギラさせながら楽しそうに追いかけていた。 俺もだけどあいつも本能に忠実だよな! 「い、いや…助けて…!」 「えー、でも天女様最初に言ったじゃねぇっすか。「忍たまの皆、特に六年生が大好きですっ」って!じゃあいいじゃん、ヤろうよ!」 「言った、けどっ…!というかあなた誰!?モブ?!」 「六年は組、生物委員会委員長国泰寺虎徹でっす!因みに好きな体位は後ろからでっす!」 「聞いてないわ!」 「じゃあ今言いました。このまま追いかけて捕まえたらそのままできそうだなって考えてます」 「ずるいぞ虎徹!私だって後ろからは好きだ!あと無理やりも好きだ!」 「おー、無理やりっていいよな!俺も好きだぜー。「助けて」って言われた日にゃあ何発もいけるな!」 「そこから壊れる様子がたまらん」 「うっわ、お前エグッ…。だからお前のあとってイヤなんだよね。女の子壊れてるもん」 「どいつも体力ないからなー…」 「お前が超人類すぎんだよ。室町にはお前は早かったな!平成行って来いよ!」 「えー、じゃあ先に虎徹ヤっていいよ。私はあとからでいい」 「それも断る!俺のあとにお前ヤって、「うわ、虎徹くんの息子って小さかったのね、かっこわらい」とか思われるじゃん絶対!そんなのイヤだ!」 「だって本当のことだもん、しょうがないだろ?」 「うわーん、小平太が精神的に俺を虐めるよー!これはもう天女様が俺と一発やってくんねぇと癒されねぇわ!」 「いやああああ!」 「「悲鳴とか超テンションあがる」」 楽しい楽しい追いかけっこをしていると、前に伊作を発見。 ああ、こりゃあオチが読めたなって思った瞬間、天女様と伊作が衝突。 うわー、すっごく痛そう…。 って心配してあげるけど、視線は天女様の胸とか尻。 あー…俺としてはもっとふっくらしといてほしいかな?ほら、女は安産型に限るじゃん? 「いたたた…」 「伊作、大丈夫?」 「う、うん…なんとか…。え、あっ!天女様!」 「ひっ!」 「よかった、探してたんだ!あのね、前に言ってた病気のこととか、医療とかで聞きたいことまとめてきたの!だから教えて!?」 「ちょっとちょっと伊作っくん。天女様はこれから私と外でヤるんだから邪魔しないでよー」 「おいちょっと待て小平太。ヤるのは俺だ!」 「いいや、私だ!」 「黙れ!ちょっと巨根だからって調子のんなバーカ!」 「早漏」 「うわああああん、小平太が俺を虐めるよー!伊作ぅうう!」 「ちょっと虎徹邪魔!ねぇ、天女様、教えてくれるよね!?ねッ!?」 泣きつく俺を押しのけ、天女様の両手を握って目を輝かせている伊作。 お前っ…、友達より天女様をとるのか!?仲の良さに定評のあるは組なのに! 「あ、見つけた!」 「今日はこちらにいたのですね」 「……昨日の続きを…」 「天女様、てれびって話しをもっとくわ……って、伊作お前何してんだ。ついでに小平太と虎徹も」 「あーあ、虎徹のせいで皆集まってしまった…」 「俺のせいか!?」 グダグダしてると天女様に夢中な六年が全員集合してしまった。 こうなってしまってはもうダメだ。もう天女様とヤれねぇわ…。今日も諦めるか…。 「天女様。天女様が語る歴史に興味があります。これからの世はどうなってしまうのでしょうか?」 「天女様、持って来られた化粧品をもう一度貸して頂けませんでしょうか?この仙蔵、あれさえあればもっと完璧に女装をこなせると思うのです」 「は○ー・ぽっ○ーの続きを…!」 「あと、えれべーたーとか車とか…。とにかく色々聞きたいことがあります」 「ねぇ、絆創膏余ってる?あれ全部くれない?あ、くださいっ!」 「天女様、ヤろう!」 「小平太はそればっかだな。天女様、一発なら誤射って言葉知ってる?」 「神様、もうここイヤです!帰らせて!」 天女様が涙ながらにして叫んだら、突如として消えてしまった。 おおー、さすが天女様…。不思議な術を使うんだ……。いやいや…、そうじゃなく! 「お前らのせいで天女様消えちゃったじゃねぇか!一発ぐらいヤりたかった!」 「それは私の台詞だ。なんだ、「一発なら誤射」って。さすがにない」 「小平太に言われたくねぇよ!お前この間真顔で「胸揉ませてくれ」って言ってたじゃん!」 「だって揉みたかったもん」 「このバカタレ!お前ら二人のせいだろうが!」 「それは文次郎もだろう。昨晩も遅くまで起こしていたとか…」 「未来のことを知れるのだぞ?寝る時間が惜しい。それに長次だって夜遅くまで付き合わせていたじゃねぇか」 「続き……。続き…っ…!」 「あーあ、せめて携帯置いてってほしかったよなー…。あれは凄かった」 「せ、せっかく徹夜して聞きたいことまとめたのにぃ…!」 『また来ないかな、天女様…』 七人が珍しく同時にため息をはき、心が一つになった瞬間だった。 ( TOPへ △ | ▽ ) |