夢/マフィア後輩 | ナノ

気持ちと気持ち


!注意!
R指定入ってます。(強姦)
愛なんてない行為なので苦手な方はこのページを飛ばしてください。
一応、読まなくてもどういうことがあったか、簡単には次回で説明させてもらうつもりです。





「―――ん……」


うつ伏せの状態からようやく目を覚ました千梅は、そのままの状態でボーっとシーツを見ていた。
何があったかも考えられないほど脳みそが活動を停止している。
身体も重く、気分も少し悪い。
重たい身体をよじらせたあと、一度目を瞑って、再び開けた。
かいだことのない匂い、場所。そして動かない腕に違和感を覚えたからだ。


「お、ようやく起きたか。ちょっと薬の量間違えたな」


背後に男の声。
咄嗟に太ももの銃に手を伸ばそうとしたが、手首は拘束されているため動かない。おまけに銃もない。
足と身体を使って反対に向き直ると、小平太は銃を分解しては組み立て…と遊んでいた。
ガシャンと組み立て終わった銃を机に置いて、棚に置いてあったカメラを触ったあと、千梅に近づく。
激しい嫌悪と殺気を表情に浮かべる千梅だが、身動きが取れないので全く怖くなかった。
その無様な姿に小平太は興奮したが、まだ笑顔を浮かべたままベットに腰をおろす。


「……」
「いい目だな。だが、今の自分の立場を忘れるなよ。私はいつだってお前を殺すことができる」
「殺すなら殺せばいいさ。それを覚悟の上で私たちはここに戻って来た」
「戻って来た?お前たち元々マフィアだったのか?」
「喋ると思うか?」
「喋れ、と私は命令してるんだがなぁ」
「お前たち汚いマフィアと一緒にするな、それだけしか言えん」


拘束され、ベットの上にいるというのにこの強気。
バカなのか鈍感なのか解らないが、小平太は千梅を見下したままニタリと笑って首に手を伸ばす。
触るな!と言うようにその手を噛みつこうとしたが、容易く捕まってしまい、呼吸が止まった。


「お前、痛覚ないんだろ?」
「っ…!」
「だが呼吸を止められるのはダメみたいだな。当たり前か」


馬乗りになって千梅の細い首を絞める。
呼吸を求めるように開いた口からは涎と一緒に悲鳴らしき言葉が漏れていた。


「―――っがは…!」
「寝ている間に怪我が完治する…。お前本当に人間か?」


馬乗りのまま千梅の首から手を離し、何事もなかったような顔で質問をするが、千梅は睨んだまま答えようとしない。
この女は本当に解っていない。それとも勘違いしているんじゃないだろうかと、逆に心配してしまった。


「まぁいい。それだけ解ったら仙蔵に怒られなくて済む」


千梅の胸倉を掴んで抱き起こして至近距離でニヤニヤと笑う小平太と、負けじと睨み返す千梅。


「言ったよね、私に拷問はきかないって」
「痛覚がない相手にはきかんだろうな。だがお前、忘れてないか?」
「……」
「お前、女だろ?」


小平太の言葉を理解する前に唇を奪われ、全身から血の気が引いた。
恐怖からではなく、本当にこの状況を理解していないのだ。
だが、呼吸が苦しくなってようやく抵抗をし始める千梅。
身をよじると、その動きに合わせて深いキスをしてくる小平太に、千梅は生理的な涙を流して思いっきり舌を噛んでやった。
そのまましていてもよかったが、一旦離れると涙を流しながら激しい怒りで小平太を睨んでいた。


「おいお前…。そんな態度、私には逆効果だぞ?」


痛覚がないならどんな酷いことをしても壊れることはない。
じゃあいつもみたいにギリギリの一線を気にしないで、好きに抱ける。自分の欲望をぶつけることができる。
興奮状態の小平太は瞳孔が開いて、犬歯が見えるまで口角をあげた。


「どんな風に泣くんだろうな。お前も、あいつらも」


トンと千梅をベットに押し倒し、逃げないように覆いかぶさる。
慣れた手つきで首や鎖骨に唇を這わせて千梅の反応を楽しむ小平太。
千梅は混乱しながらも必死に抵抗していた。ヤられてなるものかと唇を噛みしめ、殺気を飛ばしている。
きっと拷問されると思っていた。ヤられるなんて思ってなかった。
初めての体験に次第に冷や汗が流れ始めるが、きっと焦ったら小平太が喜ぶだろうと思って気丈を振る舞う。


「っ…!」
「痛覚がないんだろう?なに痛がってんだ」


服をずらされ、首元や肩などをガリッと噛まれた千梅は少しの反応を見せてしまった。
痛覚を消すには集中しないといけない。こんな状況では痛覚を消すなんてできるわけがなかった。
歪む視界で小平太を見ると、小平太は首を傾げていたが千梅を見たまま他の箇所を噛みつく。
血が滲むほど噛みついてくる痛みに千梅は食いしばって耐える。
集中しようとしたときに何かをしてくる小平太は、本当は自分の能力を把握しているんじゃないかと錯覚してしまう。(きっと野生の勘なんだろう)
悔しくて、負けたくなくて、―――なにより怖くて千梅はひたすら行為に耐え忍んだ。


「(もう少し声が出ると思ったんだがな…。まぁでも)」
「…っしね…!」
「(この目はたまらんな)」


力で押さえつけ、悔しがる姿ほど興奮するものはない。
小平太は弱いものに興味がない。力が弱いとか、喧嘩が弱いとかではない。
「負けない」という気持ちを持ったものを負かすのが好きなのだ。
踏みにじって、泣いて、それでも睨んでくるその目に興奮してしまう。
久しぶりに感じた高揚を押さえることができず、もう一度千梅にキスをした。
噛んできてもお構いなしに口内を犯し、その間に手を千梅の太ももに忍ばせる。
違和感を覚えた千梅の身体は飛び跳ねて、時々離される唇から「止めろ!」と激しい抵抗の言葉がもれた。


「どうした、震えてるぞ。怖いか?」
「絶対に殺してやるッ」
「そうか、じゃあ私を忘れないようにしてやらないとな…」


スカートなんてはくんじゃなかった!
暴れながらこんなコーディネイトをした三郎を恨んだが、それすら考える余裕を小平太はなくしていく。
下着をずらされ、躊躇なく膣口を触られ、膣内に指を一本挿入される。
違和感しかなく、複雑な表情に変わる千梅を見て、小平太は気分を良くする。
さらに指の本数を増やすと震えながら自身の唇を噛みしめた。


「せま…」
「っぐ…!」


入口でさえこの狭さ。そしてこの反応。
彼女が生娘であることが安易に解り、面倒くさそうに溜息をついた。
指を抜いて、クリトリスを押さえるとようやく悲鳴をあげる。
なんとなく解っていたが千梅は敏感だ。ここを触れば絶対に悲鳴をあげると解っていた。


「気持ちよさそうだなぁ」
「っひ、…ちが…!はなせ…っ」


強く押せば泣きそうな表情に変わり、同時に首筋にキスマークをつけると呻き声に変わる。
耐えてる千梅の声も段々心地よくなってきて、一本だけ再び入れると若干だが湿っていた。
それでも狭い膣口と膣内。


「(……何で普通にヤろうしてんだ?犯せばいいだろ)」


ゆっくりと解きほぐしている自分に気づいた小平太。
ヤることが目的ではない。ヤって、精神的なダメージを与えるのが目的だ。
膣内から指を抜き、自分のものを取り出すと千梅は目を見開いて股を閉じた。
逃げれないことを解ってはいるが、どうしても身体が無意識に動いてしまうんだろう。


「お前、処女だろ。痛いぞ」
「あ、…あ…っ」
「早く痛覚消しておけよ。じゃないとあまりの痛さに死ぬかもな」


ニタニタと笑う小平太と、もう恐怖しかない千梅。
止めろと言うように首を左右に振る千梅を無視して、狭い膣口に自身をあてがい、無理やり奥に進んでいく。
湿ったとは言え、潤いは足りておらず、千梅は腰を浮かせて声にならない悲鳴をあげた。
小平太の額にも汗が滲んでいたが、関係なく奥を犯していく。
処女膜を破ったあと、膣口からは血が滲んできたが、ギチギチと自分のものをくわえて離そうとしない。
鋭い痛みから愚鈍な痛みに変わり、千梅は呼吸ができていない。
一度引き抜こうと腰を動かしたら千梅がようやく呼吸を始める。


「気持ちよさそうな顔をするな、千梅。まだ始まったばかりだ」


生理的な涙ではなく、痛みからくる涙を流してシーツを濡らす。
口を大きく開けて酸素を大量に得ようと不器用な呼吸を繰り返す。
千梅の目からは先ほどの強い意志などは消え去っていた。
いつもの情事では見ないような表情をする女、千梅を見て、「ああ、犯しているんだな」と小平太は心の中で嘲笑い、膣内をえぐり続ける。
動くたびに血がシーツや千梅の服に飛び散るのも興奮する。
動けば響く悲鳴が心地いい。もっと聞きたいと千梅の身体を気遣わず動き続けると、ようやく慣れたのか食いしばった千梅に睨まれた。
目からは涙が大量に流れているが、瞳孔が開いて興奮している。


「なんだ、まだ余裕そうだな」


小平太の言葉に猫ようにフーッと威嚇するが、腰を動かせば表情を歪ませて食いしばる。
血と若干の膣液では滑らかな動きができず、小平太は千梅の膝裏に手を回して、奥深くまで自身を押し込んだ。
亀頭が子宮口にあたった瞬間、千梅の甘い声が部屋に響く。
その声を聞いて気分をよくした小平太は何を言うことなくそこ目掛けて腰を打ちつけ、千梅の耳元でこう囁いた。


「なぁ千梅…。大嫌いな男に孕まされる気分はどうだ?」
「ッ…あああああああ!」


その言葉を理解して千梅は悲鳴をあげたが、小平太は眉根を寄せたあと、容赦なく精液を吐き出した。
子宮に大量の精液が注ぎ込まれていくのを感じながら千梅は涙を流し、屈辱だとシーツを強く握りしめる。
精液を注ぎ込まれた子宮は温かく、嫌悪しか湧かない。
吐き出しても、小平太は抜くことなく千梅に覆い被さったまま呼吸を整え、流している涙をペロリと舐めた。
繋がった箇所からは子宮から溢れた精液が逆流して千梅のお尻を伝い、シーツに染みていく。
血の匂いと千梅と小平太の液の匂いに脳が朦朧としてきた。


「(痛い…苦しい…。やだ…助けてっ…!皆、ッハチ…!)」


霞む視界で小平太を見上げ、心の中で助けを求める。
酷い倦怠感が千梅を襲うが、膣内が小平太をもっと欲しがるようにピクピクと痙攣していた。
千梅の表情と、その動きにニヤリと笑って再び腰を動かし始める小平太。


「まさか、あれで終わりだと思うなよ?」


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