お兄ちゃんと妹 !注意! 獣主と後輩主が一緒に出てます。 「名前せんぱーい!」 「おー、名前。どうした?」 「名前先輩の真似じゃないっすけど、私も小刀買ったんですよー。どうっすか?」 「………なかなかいい刀じゃねぇか!なんだよ名前、真似するなんて、そんなに俺のことが好きだったのか?」 「違うって言ったじゃないですか。まぁでも、名前先輩の戦う姿は格好いいっす!」 「えー、マジでー?名前照れちゃーう!」 「そういう軽いところはあんまり好きじゃないです」 「ありがとう、名前。可愛い後輩に真似されるのは心臓が止まりそうなほど嬉しいよ」 「…町娘相手のノリは嫌いです」 「えー!じゃあどんな感じのがいいの?後輩に好かれたいよぉおおお!」 「……。名前先輩は…、あれっす…。……っ、い、いつものままが…!」 「…名前…!いつもの俺が好きだなんて最高じゃん!」 「年一つしか違わないのに子供扱いしないで下さいよ!ちょ、抱き締めんな!」 「可愛いなぁツンツンしちゃって!でもいい子なんだよな、名前は。いい子いい子!」 「だから子供扱いしないで下さいって言ってるじゃないですか…」 「俺に頭撫でられるの嫌い?」 「(悲しそうな笑顔見せられたら文句言えないじゃんかっ…!)」 「(この子ほんと解りやすい性格してんだよなぁ。動物よりすっげぇ扱いやすいし)」 「(抱き締められるのは別に嫌いじゃない。頭撫でて貰うのも嫌いじゃないけど、私もう五年生だし…。でも慣れてるから気持ちいいんだよなぁ…!)」 「(あ、ちょっと嬉しそう。うーん、前から思ってたけど猫だな、名前は。はー……やっぱ女の子は柔らかくて気持ちいー…)」 「名前っ、なにしてんだ」 「名字ーっ、お前なにしてんだよ!」 「おっす、小平太。どうした?なんかあったか?また留さんに怒られたか?」 「竹谷?は?別に何もしてないけど?」 「名前、いいからこっち来い!」 「名字!早く名前先輩から離れてこっち来いよ!」 「……何であいつ殺気飛ばしてんだ?まぁいいや、じゃあな名前。今度それ使って鍛錬しようぜ」 「っす、宜しくお願いします!竹谷ー、どうしたー?」 「で、どうしたよ小平太。何で殺気飛ばしてんだ?」 「……。何で名字に抱きついてた?」 「え?ああ、可愛いよな。なんか小動物っつーか猫みたいで!しかも俺の真似して小刀買ったとか可愛くね?」 「名前、鍛錬しよう」 「…は?な、なに、いきなり…。殺気丸出しのお前と鍛錬したくねぇよ」 「鍛錬しよう。私がお前の小刀を全て叩き折ってやる」 「止めろよ!俺の大事な小刀ちゃんになんてことするんだ!」 「全て叩き折ってやる」 「真顔こええええええ!!」 「名字、お前名前先輩となに話してたんだよ」 「…お前こそなに殺気飛ばしてんだよ」 「いいから質問に答えろよな!何で名前先輩に………つか、お前浮気かよ!」 「ハァ!?お前頭大丈夫か?あと肩に指が食いこんで痛い!」 「お前には七松先輩がいるだろ!なのに名前先輩にまで手出して……。お前………まさかっ、ビッチだったのか!?」 「よーし、お前でこの小刀の試し切りをしてやる…。首出せゴラァ!」 ▼ 雪介さんからちょっとしたリクエストを頂きました。 前々から後輩主と獣主の関係性を書きたかったので楽しかったです! ビッチの意味は解らなくていいです。汚い言葉です。 後輩主と獣主の関係は、兄妹みたいな感じでいいという結論が出ました。 ( TOPへ △ | ▽ ) |