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獣主×留三郎BL夢 その二


!注意!
会話文です。





『とーめさーん…』
「…んだよ…」
『暑いー!』
「だったら離れろ」
『それは無理』
「はぁ…」
『なぁ留さん』
「ん?」
『スイカ食べたい』
「勝手に食えば良いだろ」
『留さんが俺のために切ってくれるスイカが食べたい』
「そんなもの存在しません」
『嘘だ!俺知ってるんだからなぁ〜昨日用具委員の買い出しのついでにスイカ買ってきてくれたの』
「はあ?!な、なんでお前知って!?」
『小平太から聞きました』
「あいつっ!!」
『「虎徹のやつ喜ぶかな?」って呟いてたってのも聞きました』
「あの馬鹿犬ーー!!」
『なぁ俺のために買ってきてくれたんだろー?たーべーたーい』
「うっせぇ!……朝冷したばっかだからもう少し待て」
『マジで!?待つ待つ!それまでイチャイチャしよーぜ?』
「暑いから引っ付くなっつーの!」


*********


「ほら、切ったぞ」
『……………』
「今度はなんだよ;」
『食べさせて』
「はあ!?」
『留三郎が食べさせてくれ!』
「ぜってぇ嫌だ」
『お前はツンがキツいって言ってるだろ!ああ〜今ので俺の心は砕けた。もう無理。死んじゃう』
「それくらいで死ぬか阿呆」
『嫌なのか?(しゅん)』
「(ま、またこの手を使ってきやがってっ!!)」
『じゃあ竹谷と食べてこよーじゃあな』
「だあー!!待てって!なんでお前はそう極端なんだよ!」
『留三郎が甘やかしてくれないから』
「十分甘やかしてんじゃねぇかよ…」
『足りん!』
「うるせーよ。……ほら」
『わーい!口移しでも構わないぜ?』
「ハードルあげんな!ぐちゃぐちゃ言ってるとやんねぇぞ」
『嘘嘘!はい、アーン』


ガラッ


「留さーん」


ぐしゃっ

『ギャーッ!?ス、スイカが目にーー!』
「えっ!?えっ!?何!?虎徹どうしてスイカまみれに!?」
「何でもねぇ気にすんな伊作。なんのようだ?」
「いや、たいしたことじゃないんだけどさぁ…」
『い〜さ〜く〜』
「うわっ!何!?怖いよ!どうしたのさ!?」
『お前は不運、不運と言われ続けてきたが本当の不運はなんだと思う?』
「何急に!?僕いったい何をしたの!?」
『ひとーつ。保健委員会に入ったこと。ふたーつ。忍者に向いてないくせに今まで残ってしまったこと。みーっつ。生まれてきたこと。さあどれでしょう?』
「酷くない!?保健委員は仕方ないとしてもその後の二つは友達に言う言葉じゃないよ!?」
『はーい。時間切れー正解は今俺の目の前に現れたことでした。死にさらせー!!』
「ぐふっ!理不尽!」
『折角の留三郎からのアーンを邪魔しやがって!お前のせいで俺らまで不運だ!』
「ひ、酷いよー!邪魔されたくないならこの部屋でそんなことしないでよ!僕の部屋でもあるんだからね!」
『うるせぇ!用がないなら出てけ!不運大魔王が!』
「びえーん!!留さーん!」
『あっ!こら!留三郎に引っ付くな!俺のだぞ!触るな!』
「はぁ…(平和に暮らしたい)」





RAIAの烈さんより頂きました。
感想は既に送り済み。
いちゃいちゃする二人が凄く可愛いくて可愛くて…っ。
素敵でほのぼのな小説をありがとうございました。


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