夢/My hero! | ナノ

小話


「こんにちは!スカイコンビの、師匠のことを敬愛してならない弟子のほう、スカイJr.です!」
「やあ!スカイコンビの、弟子を愛して止まないほう、スカイハイです!」
「し、師匠…。それはさすがに恥ずかしいです…」
「だけどこれは本当のことを言うんだろう?」
「そうですけど私が恥ずかしくて辛いのでできれば止めて下さい…」
「名前君が言うなら仕方ない…。では、これはいいかい」
「…」
「やあ!スカイコンビの、最近名前君が目を合わしてくれなくて寂しいほう、スカイハイです!」
「……す、すみません…。恋人になれたのはとても嬉しいのですが、意識するあまり…」
「真っ赤になる名前君も可愛い!そして可愛い!」
「あっ、あまり大声でそういうことを言わないで下さい…!」
「大丈夫だ、名前君。ここには仲間しかいないからね!世間にバレることはないよ!」
「そういう意味で言ったのではありません!」

「おいおい、なんだありゃあ…」
「どうやら想いが通じ合ったみたいよ」
「あ、そうなの?にしてもここでイチャイチャすんなよなー」
「私は特に気にならないけど、ブルーローズあたりがイライラしてるわね。そろそろ怒るんじゃない?」
「しかも何の練習だよ、あれ」
「あんた達がしているような番宣をするんだって。それの練習」
「ただの惚気だろ…」

「名前君、私にもっと名前君の顔を見せてくれないか?」
「い、いやです…。恥ずかしいですっ…」
「お願いだ」
「お断りさせて下さい…」
「師匠からのお願いでもダメかい?」
「…それはずるいです」
「ああ、ようやく見せてくれたね!嬉しい、嬉しいよ、とても!」
「頬を手で固定しないで下さい!」

「こういうのネットの世界でなんて言うんだっけ」
「あれよ、リア充爆発しろ」
「それだ」



(2011.0711)


|