仲良く三人で? 先ほどより倦怠感に襲われてぐったりしている名前は呼吸を整えるのに精一杯で、さっさと部屋を出て行く小平太を見送ることができなかった。 八左ヱ門は入口までついて行き引きとめたが、引き止めきれず、静かになった部屋に取り残される。 ゆっくりと名前に視線を向けると、髪も衣類も乱れ、膣内から白い液体を流しているのが目に入りまた熱くなってきた。 「(犯されたみてぇだな…)」 不謹慎な話だがそう思ってしまい、何も考えないように名前に近づいて、「大丈夫か?」と肩を揺さぶる。 「んっ、あ……」 まだ泣いている名前。 虚ろな目、口からは涎が流れ、頬は紅潮している。 そんな表情で、自分を心配してくれる八左ヱ門を揺れる目でとらえると、ジッと見つ返した。 「お前、イったか?」 「……」 小平太との行為ではイききることができず、若干のもやもやが残っていた。 それを解消してくれ。と言うような目を向けられ、八左ヱ門もそれを悟る。 下半身のほうへと移動し、閉じていた足を開いて、秘部を晒す。 まだピクピクと震えている秘部からはトロリ…と小平太の精液が溢れてきた。 「うっわ、いやらし…」 「や、めろ…!もう見んな……」 「さっきは可愛かったのに、元に戻ると残念だな」 「ひっく…!うるさいっ……」 「でもイきたいんだろ?」 「ちがうっ」 「の割にはすっげぇ動いてんぞ、ここ」 「っあう!」 苦しそうな喘ぎを聞いて、気を良くした八左ヱ門は指を奥へと進めていく。 ぐちゅぐちゅとわざと卑猥な音をたてて名前に聞かせてやると、喘ぎとともに「やめろ」と抵抗する声。 口は嫌がっているのに、抵抗する力はなく、指を動かしている八左ヱ門を止めようと手を伸ばしただけ。 「名前ー、俺の指何本くわえてるか解るか?」 「し、っらない…!」 「三本」 「っあ、ん!やだ、うごかす、なって…!」 「だってやばいぐらい濡れてんだもん。あとここ、すっげぇことになってんぞ」 「ひ、んッ!」 三本もくわえたあそこから指を抜き、腫れあがった突起物をグリッと抑えると、痛がるような悲鳴をあげる。 腰がビクンッと飛び跳ね、止まっていた涙を再び流し始めた。 「や、やめろばか!やめてくれっ…!」 敏感になりすぎているそこを触れると、気持ちよすぎて苦しい。痛いと表現したほうがいいのかもしれない。 その痛みから逃れるように股を閉じて、逃げようとする名前の腰を両手で掴んで引き寄せる。 イったばかりの八左ヱ門のモノは再び反り立っており、八左ヱ門もまた呼吸が荒くなっていた。 すぐに八左ヱ門が何をしようとしているのか解った名前は、生唾を飲み込んで「やめろ」とお願いをする。 抵抗ではなく、お願いだったのがいけなかったのか、八左ヱ門は瞳孔を開いてニヤリと笑ったあと、すぐに名前の膣内を犯した。 生温かく、狭い名前の中に八左ヱ門は苦悶の表情を浮かべ、イかないよう耐える。 名前は顎を天井に向けて声にならない悲鳴をあげたあと、視界がパチパチと点滅する。 先ほどまでは痛くない。しかし、イったばかりの敏感な身体には辛い行為。 呼吸することすら危うく、口をパクパクさせて酸素を求める。 ようやく酸素を取り込んだと思ったら、名前の中に慣れた八左ヱ門が遠慮なく奥を突き始めてきた。 「あ、ああっ…!あ、や、っだ…!い、たいよ、…たけっ…!」 「はぁ?気持ちいいの間違いだろ?さっき七松先輩に突いてもらってすっげぇ気持ち良さそうだったじゃねぇか」 「ちがうっ…!いや、んっ…!?あ、あっ、あ、…あッ!そ、そこやめ、ろ!」 「ああ、ここな。止めろっつってもお前、ここ攻めるたびに締まってんじゃねぇか」 「やん、…や、め、……ひっ、う…んッ!」 「イきたかったんだろ?」 「た…けっ……ッ!」 「そう言えばお前、中出しされて大丈夫なのか?」 「っひん…!うあっ…んんっ……っま、だ…きてない…から…!」 「へぇ…」 それはいいことを聞いた。と言わんばかりに笑い、名前の顔の左右に両肘と両手をつく。 一気に顔の距離が近くなった二人。名前は涙で揺らぐ視界で八左ヱ門の目をとらえ、「なに?」とでも言うような視線をこめると、先ほどと同じような接吻をされた。 攻め立ててくる快楽のせいで、短い呼吸しかできていなかったのに、接吻されるとさらに苦しくなる。 相変わらず下は遠慮なく自分の弱い個所を突いてくる。 一度全身が震えたあと、頭がぐらりと揺らいで唇が離された。 接吻している間、「気持ちいい」とでも言うかのように、八左ヱ門のモノをきつく締め、それが言葉にできないほど気持ちよかった。 「っは…」 「たけ、…お…ね……いっ…!」 「ん?」 覚悟を決めたのか、布団を力強く握りしめ、快楽を待つ。 それでも理性はまだ働いているので、最後のお願いを口にした。 名前の言葉を聞くまで自分もイかないよう、少しだけ動く速度を落として名前から顔を離す。 いつもバカばっかり言っては笑い合う親友が、今自分の下で泣いている。 女として見れなかったはずなのに、喘いでいる名前はただの女の子にしか見えなくて何故だか興奮した。 明日からどうしよう。と思いつつも、欲望には勝てず「はっきり言えよ」と小平太が名前に見せたような威圧的な態度をとって見せると、名前の目が酷く怯えてまた興奮する。 「……んっ…!あ、……っ」 「言いたいことあるんだろ?せっかく止まってやってんだから早く言えって」 「っひ…!っうう…あ、んっ…!い、や……っ。っす……て…!」 「はぁ?」 「…ったす、けて……ハチィ…!」 まだ理性は残っていた。 残っていたのに、名前の台詞に何も考えられなくなってしまった。 無表情になった八左ヱ門は布団を握っている名前の両手首を強く握って、一心不乱に腰を振り続ける。 名前が何か言っていたが、今の八左ヱ門の耳には全く届かなかった。 十分中を楽しんで、先に八左ヱ門が中でイくと、名前も遅れて八左ヱ門を締め付ける。 締めつけるのが強かったのか、八左ヱ門は眉間にシワを寄せたあと、数回腰を打ちつけてズルリと己のモノを抜く。 静かになった部屋。呼吸する音だけが響いて、先に八左ヱ門が息を整え終わらせた。 乱れた髪の毛をかきあげたあと、ピクピクと動いている名前に目を向ける。膣内からはまた大量に精液が溢れ、名前の太股を伝って、布団を汚した。 「………なぁ、名前」 「…う、あ…?」 「これ、俺と七松先輩の、どっちのなんだろうな?」 太股を伝っている精液を指ですくい、名前の目の前に持っていって質問をすると、名前は切なそうな表情を浮かべて顔を背けた。 しかし八左ヱ門が顎を掴んで元に戻し、精液がついた指を無理やり名前の口に突っ込む。 「ほら、舐めろよ」 「はひっ…!なにすんらよ…!」 「いいから舐めろって言ってんだろ」 殺気を飛ばしつつ上から見下して命令すると、案の定。名前は泣きながら突っ込まれた指をペロペロと舐め始める。 「綺麗にできたらご褒美やっから」 歪んだ笑みを浮かんで、優しく名前の頭を撫でてあげた。 ▼ なおさんへ。 苦手な裏夢にチャレンジさせて頂きました。背中を押してくれてありがとうございます! 下はおまけ。 「…」 「だからゴメンってばー!名前ー、許してくれって!」 「一生近寄るな」 「そ、そんな睨まなくてもいいだろ!?」 「テメェが昨晩私に何をしたか覚えての台詞か?殺すぞ」 「ごめんなさい、名前様!殺気飛ばしながらそんなこと言わないで!超怖い!」 「当たり前だ!私は怒ってんだよタコッ!いいから触るな、すがるな、泣きつくな!」 「名前が許してくれるまで絶対やだっ!離れてほしければ許して下さい!」 「マジで殴るぞこの野郎!」 「―――じゃあ夜覚えてろ」 「っあ!?」 「今度助けてって言っても助けてやんねぇ。もうしらねぇ」 「………っのバカ野郎!昨晩のことは二度とねぇよ!!」 ( TOPへ △ | ▽ ) |