夢/嘘 | ナノ


質問回答 その4


!注意!
六年嫁が全員出てきます。ややこしいですがお許し下さい。





●食満家の回答●

「やったね留三郎。夫婦夢への質問は私たちが最初みたいだよ」
「そうか、それは嬉しいな!」
「じゃあさっそく質問に答えちゃおー。後ろがつまってるからね…」
「だな。えーっと…、夫婦の留三郎の嫁は末っ子(女)に構ってばかりの留三郎へ嫉妬とかしないんですか?これは…俺も気になる…」
「え、嫉妬なんてしてないよ?だって子供好きなのは知ってるし、娘を欲しがっていたのも知ってたからね」
「名前っ…!」
「ちょっと寂しいかなって思うけど、それも留三郎のいいところだし、別に気にしてない!」
「娘も好きだけど、お前も…その、好きだ、ぞ…?」
「あはは、私は留三郎のこと愛してるよっ」
「お、俺も!俺も名前のこと――してる…!」
「ちょっとぉ、肝心な部分が聞こえないんだけど…。それとも本当は愛してないの?」
「んなことねぇよ!ただ、やっぱ恥ずかしいしよ…。ははっ、もう新婚じゃねぇのにな!」
「ふふっ、私もだよ。新婚のときより留三郎のこと愛しちゃってますからー。年々増えていってますからー」
「それは俺もだっつーの!」
「留三郎、ギュッってして」
「おう、任せろ!」

「はいはい、強制終了。ったく、これで何回目だよ…」
「十三回目ぐらいかな。父さんも母さんも飽きないよね」
「母ちゃんはいいけどよー…。なんか留三郎見てると腹立つんだよな!」
「妹も取るしね」
「オレ絶対ぇあんな父親にならねぇ!」



●七松家の回答●

「あらまぁ…。我が家に質問だなんて…。物好きな方もいるんだね」
「でも面白そうだな!名前、読んでくれっ」
「はいはい。こら、勝手に触らないの。破けるでしょ。小太郎ー、チビたちお願い」
「おう!」
「よしっ。じゃあ読みます。因みに小平太宛てね」
「よし、こーい!」
奥様を好きになったきっかけはなんですか?好きな人の前では話せないなんて…そんなことないよね(笑)…これは、恥ずかしい…」
「きっかけかー…。学生のときだしあまり覚えてないな」
「小平太はそういう性格だよねー…。私はバレーしてる小平太に一目惚れでした」
「……。ああ、思い出した!何週間経ってもずっと私から離れようとしなかったから!」
「小平太スポーツできるし明るいから人気だったけど、恋愛とかに興味ないから彼女放置しまくって、それで彼女から離れて行ったんだっけ?」
「そうそう!だって私デートとか苦手だし、買い物とかも楽しくないもん…。プリクラ?あれよく解らん…。必要ないだろ」
「それで仙蔵に怒られたりもしてたね」
「でも名前はそういうことしないし、バレーに付き合ってくれるし、弁当うまいし…。えっと、ちゃんとついて来てくれるから好きだ!」
「うん、だからこれからもずっとついて行くよ」
「おうっ、しっかりついて来いよな!」



●六年嫁の回答●

七松嫁「私たちに質問がきたので六年嫁のみを集めました。五年嫁はまだ決まってないのもあるので…」
潮江嫁「このように、台本小説みたいになるので、苦手な方はこれ以上進まないようお気を付け下さい」
立花嫁「それと、嫁のみの会話になります。それも苦手な方は進まないように」
食満嫁「いやー、でも久しぶりだねぇ。結婚してから特定の友達としか会わないからちょっと嬉しいかも」
善法寺嫁「だね。食満とはよく会ってるけど、他の皆とはほんっと久しぶり」
中在家嫁「談笑はあとにしてさっさと質問に答えようよ!私早く長次の元に帰りたい!」
潮江嫁「相変わらず中在家先輩のことお好きなんですね。勿論、私も文次郎さんのことお慕いしていますけど」
立花嫁「私も。では早く答えて、早く帰りましょうか」
食満嫁「じゃあ私が読むね。なんと告白されたのですか?もしくは、なんて告白してOKをもらったのですか?です」
善法寺嫁「三十回以上告白されて、折れたって感じ」
七松嫁「うわー…、興味なさそう…。というか、三十回以上断ったの?」
善法寺嫁「だって伊作不運だし。娘は超絶可愛いけど…。食満は?」
食満嫁「私も留三郎からで普通だったかな?呼び出されて「今日はいい天気だなー」って会話から始まって告白みたいな?因みに立ったままね。告白だって雰囲気で解るのに告白してこないのがまた可愛くてちょっと笑っちゃった。あ、これ内緒ね」
七松嫁「留三郎らしいね。うちは私から告白して、「おう、いいぞ」の二つ返事。即答すぎてビックリしたのを今でも覚えてる…」
中在家嫁「小平太って来る者拒まず、去る者追わずだもんね。因みにうちも私から!長次大好きすぎてずっと図書室通いまくったもん!告白も普通で、コクンッて頷いたのが超可愛かった!マジでフェアリーなんじゃないかなぁ…!」
立花嫁「潮江さんは?」
潮江嫁「文次郎さんからです。五分ぐらい沈黙で、絞り出すような声で「付き合ってくれ」って言われました。だから、両手握って「はい」って答えたんです」
立花嫁「潮江先輩は真面目ですもんね。それに比べて仙蔵さんは……」
潮江嫁「そう言えば聞いたことなかったです…。どんな感じだったんですか?」
立花嫁「…。「嫁に来い。拒否権はないぞ」です…。そのときまだ付き合ってなかったのになんで…!」
七松嫁「だって仙蔵だもんね。本気を出した仙蔵は怖いと思う」
善法寺嫁「こんなもんか。じゃ、私帰るわ。娘を伊作に預けたままだから早く取り返さないと不運がうつるっ…」
中在家嫁「私も帰ろーっと。長次に早く会いたい!」
七松嫁「きっとまた騒いでんだろうなぁ…。ちょっと目を離すとこれだ」
立花嫁「きっとまた騒いでんだろうな…。大人なんだから我慢してほしいです…」
潮江嫁「あ、文次郎さんが迎えに来てくれてる。文次郎さーん」
食満嫁「留三郎も!二人とも仲が悪いのに考えることは一緒なんだね!」






TOPへ |