夢/嘘 | ナノ


質問回答 その3


「はーい、三回目の質問回答ー。今回のお客さんは鉢屋ね」
「五年生じゃなかったんですか?」
「鉢屋と竹谷だけだったから。つーわけだ、竹谷。お前も素直に答えろよ」
「了解っす!」
「勿論、鉢屋もな」
「それなりに」
「もっとやる気出してよ!お前の登場を楽しみにしてくれる人たちだっているんだぞ!」
「はいはい、いいからさっさと進めて下さい」
「酷い!竹谷、なんか言っちゃってよ!」
「三郎、饅頭しかねぇけどいいか?」
「ああ」
「ほのぼの学年が…」

「で、鉢屋に質問な。鉢屋くんは何カップの女の子がすきですか?だってよ!いい質問だな。さぁ、お前の本性を見せてみろ」
「全部」
「……へいへい、鉢屋くん。本当のことを言いたくないからってそれは卑怯じゃねぇか?」
「本音ですよ。小さいのも、微妙なのも、成長途中なのも、大きいのも…。全てその人にしかないものでしょう?なら、私はそれを愛します」
「え、何これ。本当に鉢屋か?なんかすっげぇいいこと言ってる気がする…!」
「失礼ですね…。先輩と八左ヱ門は巨乳好きですよね」
「「当たり前だろ!」」
「そういうのあまり大声で言わないほうがいいですよ、みっともないです」
「お前さぁ…。俺のこと嫌いだろ…」
「嫌いではありませんよ、苦手です」
「だからってハッキリいい過ぎだよ…」
「ちょ、三郎!名前先輩傷つけんなよ!」
「お前はそろそろ犬から人間に進化したらどうだ」
「元から人間だっつーの!」
「自覚がないのが余計たち悪い」



「次は竹谷な。んと、生物委員会以外の委員会に入るとしたらどの委員会に入りますか?
「生物委員会以外かー…。特に考えたことねぇなぁ。あ、でも…。用具とかいいかもな。器用になれそうだし、小屋の修理とかも早くなりそう!」
「結局は生物委員会のことばかりだな」
「そういう鉢屋は学級委員長委員会以外だとどこがいいんだ?」
「どこも嫌ですよ。というか、あまり六年生と関わりたくありません」
「だからさ、ハッキリ言いすぎなんだよお前…。俺だから許されるんだぞ?そこんとこ解ってる?」
「だからこそです。先輩が優しいことも、私が言ったことを他の先輩方に言わないことも知ってます」
「……お、おう…。なんか照れるな…」
「気持ち悪いです」
「ッの野郎…」



「まぁ今回はこれぐらいだな。次回の司会進行は俺じゃなくて、夫婦主になるみてぇだぞ。苦手な奴は注意しろよなー」
「三郎、名前先輩が苦手なのは知ってるけど、ほんと失礼な態度は止めてくれ!あと、何でちょっと知ったげなんだよっ…!」
「知ったげもなにも、事実だろう?八左ヱ門、嫉妬は醜いぞ。嫌われても知らないからな」
「嫉妬じゃねぇよバーカ!」





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