夢/嘘 | ナノ


質問回答 その2


「いえーい、二回目質問回答ー!」
「なんかもうしょっぱなから疲れましたよ…。で、何で今度は先輩方全員集まってるんすか?」
「なに、今回は私たち六年生への質問だからだ」
「だから竹谷!お前今回はいらんぞ!」
「な、七松先輩…。ちょっと怒ってませんか…?」
「アンケートで1位を取ったお前が憎い!」
「ハッキリ仰いますね…。解りました。名前先輩、今回俺はさがっていますね」
「おう。次は五年生だから呼んどいてくれ」
「あ、はい。では失礼します」

「よーし、じゃあ六年だけによるアダルトトークでもしようか!文次郎、お前もちゃんと答えろよ」
「だ、誰が答える「文次郎が喋らなくても、私が大方知ってるから答えてやろう」ッ仙蔵!」
「留三郎もだぞ」
「お…おう…」
「言ったな?ではさっそくいってまいりましょう!最初の質問はこちらッ。持ってる春本の数と使う頻度を教えて下さい!
「「なッ…!」」
「はいはーい!名前、私私!」
「はい、ろ組の七松くん」
「私たくさんあるぞ!数えてない!」
「うん、知ってる。多分お前が一番持ってるよな」
「本当は生がいいんだけど、そうも言えん場所に学園はあるからな。だから使う頻度も多い!」
「それでも元気なあなたが羨ましいです。次、長次」
「……正確に数えてないが、それなりに…」
「長次も男の子だもんな。使う頻度は?」
「………あまり」
「長次な、どっちかって言うと勉強で使ってるぞ。私には理解できん…」
「真面目か」
「それなら私もだ。女性の仕草を見て覚えたり、色で使う勉強をしたり。小平太や名前みたいに飢えてるわけでもないしな」
「お前らほんと真面目…」
「因みに文次郎は一冊も持ってない」
「マジかよ文次郎…。お前さ、それは思春期の男の子としてどうかと思うぞ…?」
「し、忍びには必要ないだろ!勉学のためには…必要かもしれんが、俺には必要ない!」
「必死すぎ、笑える。伊作と留三郎は?聞かなくても大体解るけど」
「お…俺は…そんなに…。三冊、ぐらいか…?汚れるし、あんまり使わないようにしてる…」
「あはは、留さんは妄想派だもんねー。僕もそんなに持ってないけど、留三郎よりは多いよ。使う頻度はどうかなぁ?一般的な男の子ぐらい?ところで名前は?」
「毎晩ヌいてますッ!」

「いやー、やっぱ猥談っていいな!テンションあがってくるぜ!」
「名前ー、次の質問は?もっと面白いのないの?」
「ちょっと待ってろ伊作。えーっと……綺麗な子・可愛い子・ボンキュッボンな子。彼女にするならどのタイプですか?とさ。うし、次は伊作からな」
「僕から?んー…、僕は可愛い子がいいかな?可愛いけど精神的に強い子とかいいかも。あと僕の不運を受け入れてくれる子かな?」
「難易度たけぇな…。因みに俺はどの子でも気にしてねぇ。しいて言うなら子供をたくさん産めそうな子な。留三郎は?」
「俺も…そうだな、可愛い子がいい。やっぱ男だし、守ってやりてぇって思う。俺を頼ってくれたりしたらもっと嬉しいな!」
「だからお前ロリコンとかショタコンって言われんだよ…。小平太は…言わずも「ボンキュッボンがいい!」あー、はいはい…」
「というか私、特に気にしてない!私について来れるおなごだったら誰でもいい!」
「とか言いながら美人だったり、可愛い子と結婚しそうだよな…」
「だな。長次は?」
「…静かな子」
「ああ、いつも一緒にいる小平太がうるさいしな」
「元気な子でもいいが、見てて……ハラハラするから…」
「だよなー。はい、最後はい組のお二人さん」
「綺麗な女性だな。勿論、内面も外見もという意味でな」
「さっすが仙蔵さん。お前もブれねぇな」
「例え綺麗な女性でも中身が綺麗じゃない女性は大嫌いだ」
「うはー…、そこまで言っちゃう?で、文次郎は?」
「俺も長次と一緒で静かな女性だ」
「………」
「んだよ…」
「いや、「破廉恥だ!」とか「三禁を忘れたのか!」って怒られると思ってたから…」
「バカか。目立たないように結婚するのも忍者の仕事だ」
「うっわ、最低…」
「ああ、最低だ」
「最低よ、文次郎!」
「おいアホのは。言いたいことがあるならハッキリ言え!」
「だってそれってさ、偽りの夫婦ってことじゃん?そんなの女の子に失礼だよー」
「忍びとしてはいいかもしれねぇが、ちょっとなぁ…。相手のことも考えてやれよ」
「逆にギクシャクして疑われそうだけどな!」
「うるせぇ!」
「文次郎の好きなタイプは、大和撫子だ」
「仙蔵!」
「自分を守れて、家を守れる強い女性が好きだとこの間酔っぱらったときに語っておったぞ」
「なにそれー!文次郎もなんだかんだ言って女の子好きなんだねー」
「いいこと聞いたな!」
「さっすが仙蔵さん!俺たちが聞きたいことをちゃんと答えてくれる!」
「……。収まるまで少し時間がかかりそうだな…」
「だな!その間に私厠行ってくる!」
「ちゃんと手を洗うんだぞ…」
「おう!」



「これで最後なー。不運で有名な善法寺伊作は何故、忍術学園を六年間も続けてこれたのですか?
『不運だからだろ』
「なにそれ、どういうこと!?」





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