おまけの段 !注意! くノ一教室の可愛い女の子たちが、「誰かに覗かれてる」と怯えながら私に相談してきた。 すぐに犯人が解った私は彼女たちに「任せて」とだけ伝えて、男湯の天井へと忍びこんだ。 覗かれて嫌な気持ちを奴らにも思い知らせてやるんだ! べ、別に男湯を覗きたいとかそういう下心があるわけじゃないんだからねっ。 あと、止めない周りの奴らも悪い。連帯責任だ。 ってな感じのお話だよ。若干前のお話と繋がってまーす。 以上、注意説明は五年ろ組、吾妻千梅でしたっ。 ●立花先輩のバヤイ● 『ふう、今日も疲れたな』 一息ついて服を脱ぎ出す立花先輩。 うっはー、相変わらず綺麗な身体、肌だなー…。 思わず見とれていると、何故か色っぽく脱ぎ出した! 立花先輩ってなんか仕草が綺麗なんだよね。まぁ作法委員長だし当たり前か。 「うおおおお!その脱ぎ方やばい!見える!見えちゃいますって!大事なあそこが見えちゃいますよー!?」 『千梅、忍ぶならちゃんと忍べ』 「やべ、バレてた」 何だ、解ってた前提でストリップショーしてたのか。さすがやでぇ…。 ●潮江先輩のバヤイ● 「今度は潮江先輩か」 『……』 「お、どうした?」 『今日は俺だけだ。面白いことはないし、覗いてない』 「っち!さすが天下の優秀い組み様。全く楽しくねぇです」 『お前女だろ!』 「女でも見たいものは見たいですよ!」 『いいから消えろ!』 「はいはい、すみませんでしたっと」 『ここが風呂場でなければとっくにお前を殴ってた』 「乙女を殴るなんて最低っすね」 『乙女は男風呂を覗いたりせん』 「ぶふっ…!潮江先輩の口から乙女発言とか…ッ。きめぇ…!」 『小平太ァ!』 「うわあああ!マジでごめんなさい!すみません!」 ●食満先輩のバヤイ● 「死ぬかと思った…。潮江先輩好きだけど容赦ないからなー」 『おー、俺が一番かー?』 「あ、アヒルせんぱ…じゃなくて食満先輩だ」 『いやー、今日も疲れたぜ。小平太は容赦なく物壊すし、文次郎は壁を壊すし、綾部は穴掘るし…』 「…。あ、脱ぐところ見るの忘れてた。まぁいっか。お風呂入ってるのを覗くわけだし」 『……』 「……。(つまらん)」 『おい千梅。お前もそこで覗いてねぇで入れよ』 「なんだ、やっぱりバレてましたか」 『お前何したいんだよ』 「かくかくしかじかで、女性の気持ちを解ってもらうため覗いてます」 『…楽しんでるだろ』 「多少は」 『お前……。女辞めろよ』 「辞めれたらとっくに辞めてますよ。私だって可愛い女の子の裸を覗きたい!」 『そっちかよ!』 ●中在家先輩のバヤイ● 「次は伊作先輩か中在家先輩だな」 天井裏から男湯を覗くも、先ほどから誰も入ってこない。 残りはこの二人だからそろそろだと思うんだけど、気配すら感じない…。 その場でジッとしとくのも飽きたから脱衣所に移動して部屋の様子を探ると、中在家先輩がいた。 戸に手をかけたと思ったら離して、戻って服を着る。 「入りましょうよ!」 「……吾妻、覗きはダメ、ゼッタイ…」 「やだ、見たい!」 「よくない…。吾妻も見られたら嫌だろう?」 「でも先に見てきたのはそっちですよ!」 「それは私じゃない…。小平太と竹谷だ」 「解ってますよ!でもちょっとぐらい見せてくれたっていいじゃないですか!中在家先輩の身体、大好きです!」 「……。小平太の見なさい」 「あの人ほぼ毎日上半身脱いでるから多少見飽きました!」 「でもお前、下半身脱ぐと「着ろ着ろ」うるさいじゃないか」 「で、で、で、出たぁあああああ!」 「…小平太、覗きはダメ、ゼッタイ…」 「私はもうしてないぞ。きっと竹谷だ!吾妻、一緒に入るぞ!」 「結構です!大丈夫です!私はもう出ます!ほんっとすみませんでした!だから脱がないで下さい!うおおお、今さっきまでちゃんと服着てたのにもう残りは下半身だけだ!たった数行の間に脱ぐとかパねぇ速さっすね!」 「小平太、股間だけは隠しなさい」 「見られて困るもんじゃない!」 「私は困りますよぉおおお!」 「吾妻、男湯覗きに来といてその発言はおかしいぞ?見ればいいだろう?」 「たまにまともなこと言いやがって!」 「あ?」 「いだだだだだ!アイアンクローは反則っす!」 「お前私舐めてるだろ」 「本当に申し訳ありません。舐めてません」 「じゃあ入るぞ!」 「(じゃあって何だよ!)中在家せんぱぁい!」 「小平太」 「なんだ?」 「湯船で暴れるなよ…」 「解った!」 「助けて下さいよ!ちきしょう!面倒だから投げやがったな中在家め!」 「先輩を呼び捨てにするとは何事だ!そんなお前に鉄拳制、裁ッ!」 「痛いッ!」 ●伊作先輩のバヤイ● 「な、何でお湯がなくなってるのーっ!?」 (△ TOP ▽) |