夢/コネタ | ナノ

▽ 逆ハーレムの話

「先輩は俺と組むんだよ!」
「いーや、僕と組むんだ!僕のほうが早かったもん!」
「せんぱーい、僕とコンビ組んでくださいよー」
「ぼ、僕も先輩と組みたいですぅ…!」

「…」
「……先輩」
「ちょっと待って竹谷。俺今感動中だから」
「いや、目頭抑えてないで止めて下さいよ!孫兵、お前も止めろ!」
「あっ…。は、はい…」
「…お前まで先輩と組みたかったって顔してんな…」
「いやぁ…、あははは!ほらお前ら、そろそろ止めろよー」
「どうしよう竹谷!今の俺、一世一代の大イベント中じゃね!?だって四人からアプローチされてんだぜ!?」
「はいはい、そうですね。そんなこと言ってると勝手にこっちで決めちゃいますよ」
「ちょ、ちょっと待って!もうちょっとこれ楽しませて!」
「(俺も先輩と組みたかったんだけどなー…。まぁ、五年と六年が組めるわけねぇけど)」
「いいな、六年生…。大変だけど、こういったときに頼られるとか超萌えるわ。くっそ嬉しい!しかも四人が四人とも俺指名だぜ?ふっ…、正直今の気持ちのまま殺してほしいわ」
「よーし、キリがねぇからあみだで決めるぞー」
「竹谷ひでぇ!」