▽ SS企画 その7 「『仙様みたいにこちらは苦手なのに、相手からは凄く懐かれている下級生コンビはいますか?』って質問がきてるぞ」 「おー、俺に質問か。嬉しいな。でも俺にはいねぇよ。下級生は全員可愛い!しんべヱも喜三太も可愛いじゃん」 「…。遠くに座っている仙蔵の顔が凄いことになってんぞ。滅多に拝めねぇ」 「だな。あ、文次郎が声かけてやってる。六いも仲良しだよな」 「仙蔵があの状態のときのみな。で、質問の答えってそれだけか?」 「だってねぇもん。……あ、しいて言うならBLになったときの竹谷は苦手だな」 「あー、あいつしつけぇもんな。お前の攻撃にも負けじと向かって行くし」 「ガツガツしすぎなんだよ…!きめぇ!」 「お前のその嫌がる表情も珍しいよ。じゃ、次の質問な。『好きな女の子のタイプは?』本当は「獣主の女の子のタイプは?」だったんだけど、好きなタイプでよかったか?違ったら悪いな」 「俺の好きなタイプ?前にも答えなかったっけ?まぁいいや。女の子も全員好きだぞ。しいて言うなら、個性がある子だなー。ちょっと生意気だったらしつけてぇとは思う」 「ゲス」 「人も所詮は獣よ」 「そのドヤ顔腹立つな。次、伊作に質問きてるぜ。『使用期限のきれた薬草とかは誰かに使ったりしますか?』だとよ。…で、どうなんだ?」 「そんなの決まってるじゃないか。仙蔵以外の上級生に使ってるよ」 「「え!?」」 「どうせ解らないだろうし、気付かないし、そもそも薬つけなくても勝手に治るんだから期限切れの薬を使うのも勿体ない…」 「お前さ、期限切れの薬って匂いで解んねぇの?」 「そこまで解ったら、俺忍者止めて忍犬やるわ。解るか!」 「嫌だったら無駄に喧嘩とかして生傷増やさないよーに」 「「はい…」」 |