夢/コネタ | ナノ

▽ SS企画 その4

「七松先輩に質問だそうです」
「おう、なんだ?何でも答えるぞ」
「じゃあちゃんと答えてくださいね。「後輩主のどこが好きなんですか?ノロケてみてください」っす」
「ちょっと竹谷!?」
「しょうがねぇよ、質問なんだから。質問には極力答えてぇじゃん?」
「そうだけどさ…!」(ちらっ)
「うーん…そう言われると困るな…」(ジロジロ)
「(視線が痛い…。怖い…恥ずかしい…)適当でいいっすよー…もー…」
「向上心が高い!負けず嫌い!体力と腕力は劣るが根性は見事だ!忍びとしてのセンスも十分あるし、何より、」
「なにより?」
「(……ノロケ…?)」
「いい奴です!」(ドラマCDネタ)
「……これでいいのかな」
「いいよ、もう。七松先輩はこんな人間だよ」
「いや、終わっちゃダメだろ!七松先輩っ、こいつの女としての魅力は!?」
「竹谷もう黙れってば!っておい、頭押さえつけるな!」
「女としての魅力?うーん…そうだなぁ……。胸どころか色気はないし、口は悪いし、伊作たちバカにしてるし………」
「すみませんねぇ。胸は遺伝なんで!あとは…頑張って直しますよ…」
「それでも、私に付き従ってくれるところかなぁ?私を追いかける女なんて滅多にいないぞ!あ、あとな、ちゃんと私を立ててくれるところも気に入ってる。強いから将来家も任せられるし、私には嘘つかん!」
「ノロケ…でいいのか?きっと俺らが想像していたノロケとはだいぶ違うぞ?」
「だから言っただろ。これが七松先輩だって」
「……。耳まで赤いとは…」
「うるさいなぁ!」
「よくも悪くも、七松先輩は自分に素直だからなぁ…。あと、甘くならないところが七松先輩らしい」
「男前だよねー」
「なぁお前ら、ちゃんと聞いてた?」(拳を構える)
「「聞いてます聞いてます!」」