夢/コネタ | ナノ

▽ 探偵のお話 その4

前回の続きみたいなもの。



「こら#名前#、先生の言うこと聞きなさい!」
「いーやーでーすー!何で私があんなとこに行かないといけないんですか!絶対に行きません!あんな怖いとこ……絶対いやっ!」
「だから言っただろ!お金のためです!」
「そんなことしなくても、地道にこつこつ貯めていきましょうよ!何でこの間風俗行ったんすか!私知ってるんですからねっ」
「ばっ…!なんでそれを!?」
「あんたそれなりに有名な探偵だろうが!顔バレバレなんだからすぐ噂広がるんだよ!」
「そ、そこまで考えてなかった…」
「それでも探偵か!無駄金使ったのは先生、私は悪くないから行きたくないですー!」
「でもダメだ!これはお前のためでもあるんだぞ?」
「何が私のためだ!テメェのためだろうが!」
「またそんな口の利き方を…!あーもうダメだ。俺じゃあしつけできねぇからあいつらに任せる。つーわけで行け。お金関係なく行け。いーや、連れて行く!」
「先生ごめんなさいっ!いい子になるから許してください!」
「今さらだよバァカ!俺ぁやると言ったらやる男だぜ?」
「先生…、私本当にあの人たちが怖いんです…。震えてしまうんです。子犬が震えてるって言うのにそんな酷いことするんですか…?」
「ぐっ…」
「先生、私のこと嫌いなんですか…?私が悪い子だから捨てるんですか?ごめんなさい、いい子になるなら捨てないで…」
「ぐおお……それは卑怯すぎる…っ」
「#名前#先生、怖いよぉ。助けてくださいっ…」
「う、あっ…!#名前#が……怖いって言うなら…」
「先生っ…!(ちょれぇ!簡単すぎるが、これで助かった!)」

「失礼する」

「わっ!?」
「文次郎?」
「お前がそう言うだろうと思ってわざわざ来てやった。#名字#とやら、これは決定事項だ。行くぞ」
「えーっ!?ちょ、先生!」
「文次郎、その子お前らのことが「問答無用だ。それに金は支払った。返せるのか?」
…それは…」
「あんたもう使ったのか!クソ野郎!」
「ごめんよ#名前#ちゃん!胸が痛むけど頑張って!」
「先生なんて大嫌いだ!」