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▽ 探偵パロ その13

「#名前#、違う」
「…」
「発音は丁寧に。これで何度目だ?」
「……」


高価な椅子に座り、勉学に励んでいる少女を指導するのはこの部屋の持ち主、七松小平太。
口を強く結んで俯く少女に、「顔をあげろ」と言うも、少女は首を左右に振って命令に従わなかった。
これがもし、小平太の犬である文次郎や留三郎がしたのなら、すぐに持っている鞭で叩かれていただろう。
一瞬叩いて躾しようかと思った小平太だが、机に鞭を置き優しい声色で名前を呼ぶ。
すると少女はさらに俯き、肩を震わせた。


「もう日がない。だと言うのに発音が完璧にならん。私に恥をかかせるなとは言わんが、やるからには完璧にしてみせろ」
「(だから私は留学なんてしたくないって言ったんだ…。つい丸め込まれて行くって言ったけど、やっぱり…!もうやだ、嫌い云々より怖くて嫌だ。やだ……っ)」


英語の勉強は文次郎に教わっていたのに、今日は小平太だった。
それだけで集中力が乱れ、普段できていたこともできなくなり、先ほどから何度も小平太に注意されている。
何度か鞭で手のひらを叩かれて指導されたが、なかなか集中することができない。
鞭を置いた小平太は少女の隣に立ち、俯いた少女に視線を合わせるようにしゃがみこむ。


「舌の扱いが上達せんな」
「…」
「仕方ない。#名前#、舌を出せ」


#名前#が自分の発言によってどんな行動をするか解っていたのか、手のひらで口を覆うように掴み、逃がさないようにする。
顎を掴むなんて甘い要素ではなく、ガシッと強く掴まれおり、少女の身体がより震えあがった。


「#名前#、舌」


拒否権なんて認めない絶対的な圧力とともに発言すれば、少女の目からは恐怖で涙が流れ落ちる。
少女の感情が手に取るように解る。あるのは恐怖と拒絶。
最近少し自分に慣れてきた様子を見てきたが、やはり怖がってるほうがまだ面白いと小平太はニィと笑い、顔を近づける。
後ろにのけ反る#名前#の腰を掴み、逃がさないようにしたあと、もう一度「舌」と言うとギュッと目を瞑った。
小平太の怒っているのに笑ってる顔が怖くてたまらない。震えが止まらない。
抵抗しようにも、彼は妥協なんて許さない。逃げ場なんて絶対に作ってくれない。
それが解っているから、恐る恐る舌先だけを出すと、掴んでいた手で少女の舌に指を這わせて、そのまま口に指を突っ込む。


「ふっ、あ…!?」


少女は素っ頓狂な声とともに目を開け、目の前の小平太と視線を合わせた。
この流れだと接吻されると思っていたのに、指を突っ込まれるとは…。


「舌、短いな。だから発音が悪いんだ」
「う…、あ…っ!」


口の中に違和感。嗚咽を何度かしても、小平太は止めなかった。
生理的な涙を流しても中で遊ぶことを止めず、楽しそうに笑っているだけ。
しかし、最初は嘔吐感に襲われていた少女だったが、なんだか背筋がくすぐったくなってきて、小平太の腕に手を添える。
細やかな抵抗をしたのだが、それで止まるわけもなく…。
腰を掴んでいた手で引き寄せられ、椅子から床へと落とされた。


「っはぁ…!うえっ……!」
「さて#名前#。本番だ」


机の引き出しに少女を押し付け、目を細めて笑った。





なんかツイッターで見たので、合わせて妄想してみた。
ありがとうございます。勝手にすみません。