(log)
『アイテムをつかう▼』
「タカオー、グラビア雑誌くれ」
「それ戦闘中にいう意味」
「?知らねえの??オレの攻撃力上がんだよ、あれ読むと」
「まじか」
『かばう▼』
「キセくん!ミドリマが呪文唱える間かばったげて!」
「え、タカオっちじゃないならちょっと遠慮するっス」
「えええwwwどういうことなのwwwww」
「ほら、オレが顔に怪我でもしたら皆の戦闘士気にかかわるじゃないっスか!」
「タカオ、そこを退け。今すぐその男に紅蓮の炎を浴びせかけてやるのだよ」
「ちょ、ミドリマ、敵は向こうだから!!」
『かいふくまほう▼』
「いてて……」
「大丈夫ですか、タカオ君。すぐに癒してあげます」
「おー、さんきゅ!クロコがいると安心だわ!」
「タカオ君の心と体を癒すのがボクの役目ですから」
「クロコっちー!毒あびちゃったんで治してー!」
「そんなもんほっといたら自然と消えますよHPは半分くらいになるかもしれませんが。むしろ気合いで治してください」
「格差!!」
『まおうがあらわれた!▼』
「ふっ、ずいぶんのんびりした勇者だね。まだこんな街にいたなんて」
「……オマエが、魔王……?」
「ボクがあんな暗いところで一人で待っているのになかなか現れないから忘れているんじゃないかと思わず会いにきてしまったとかそういうアレではないからな」
「うん何かごめん」
『おかしなピエロがあらわれた!▼』
「あ、タカちんだー、さっきの小ボスまじクズだったけどまさか怪我とかしてないよね?」
「あ。ムラサキバラ」
「とりあえずこれあげるから回復してねー。もう少し歩いたら次の街だし」
「水先案内人みたいになってるけどオマエ」