手がぶつかる話 








「あ」

「あー、悪い」

「うんそれは手がぶつかったことに対して?それともそのまま全然然り気無くない感じで手を絡めたことに対して?」

「……高尾。最近気づいたんだけどオマエわりと照れ屋だよな」

「どっからその結論が生まれたのか小一時間くらい問い詰めようか」

「……嫌か?」

「……ハァ」

「おま、ため息はないだろ」

「あのね青峰。オレの能力忘れてない?……ほんとに嫌だったらぶつかる前に避けるから」

「……やっぱ照れ屋じゃねえか。あ、むしろツンデレっつうのか、これ」

「……。もうツンデレでもヤンデレでもいーわ、この子供体温」

「え、悪口?」








(手は繋いだままで)







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