栫のなか









「たまに思うんだけど」

「なんだ」

「狭くない?」

「あ?」

「うーん、質問を間違えたかな……。近くない?」

「何がだ」

「なに、というより私達が、だよ」

「……。仕方ねえだろうが座れる場所は限られてんだから、というかエレンたちもこの距離……」

「あ、でもリヴァイはちっさいからそこまでじゃないのか!バランスよく座ってるほうだよね!」

「オマエ戦場なら何言っても許されると思ってんだろ。とりあえずそこに頚を差し出せコラ」

「あのっ、お二人とも、喧嘩はやめてください……!」

「アルミン……この人たちわりとこれが通常運転だ……」

「えええ?!」





(馬車に揺られつつ)




<< >>
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -