黄瀬くんとボーイズトーク13


(高尾くんと黄瀬くんシリーズ)





「別に何でもできるからって調子にノってるわけじゃないっス。だってオレとしてはそれがフツーっスから」

「ブフォ!なになに?!いきなりなに言い出すの黄瀬くん……っ」

「ってこないだ呼び出しくらったときに知らないセンパイに言ったらブチキレられたんスよね〜」

「ぎゃはは!!!そりゃそーでしょ!言うまえに気づいてそれ!!え、それで大丈夫だったの?」

「うん。だってオレの知り合いとかもっとスゴいよ?って言ったら」

「うん」

「どんなヤツだよって聞かれたんで」

「うん」

「普段から人のコト超気づくし優しいしカッコイイしでもたまにかわいートコもあって、めっちゃ話上手だし待ち合わせとかぜってー遅刻しないし連絡マメだし、でもムダな干渉しないのに落ち込んでたらちゃんと相談のって傍にいてくれるようなヤツっス、って」

「……う、ん?」

「高尾っちのがオレよかよっぽどできるヤツだよ、って言ったら何かスゲー落ち込んで帰って行ったっス!」

「……」








(こう改めて高尾っちのイイトコ並べたらめっちゃハイスペックっスよね〜)
(オレ黄瀬くんの知り合いには会えない……)



(13/1/18)



[ 117/284 ]

[mokuji]

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -