萌え袖2








「……黄瀬、今日も相変わらず袖が余っているな」

「もうwwwほっといてくださいっスwww」

「え?袖?黄瀬くんの袖がどうかしたの?」

「あ、おはよ高尾っち!もう緑間っちがファッションを理解してくれな……て高尾っちも萌え袖じゃないスかぁ!」

「おはよう黄瀬くん。てか何?もえ袖?」

「その丈の長い手のひらが隠れちゃう服の事っスよ」

「あー、これは……」

「??にしてもロングカーデにしちゃ丈が中途半端な気がするし、そもそもサイズ自体合ってないような……」

「黄瀬。高尾のそれは萌え袖ではないのだよ」

「はいはい、緑間っちの高尾っち区別はもういいっスよ分かってるんで」

「区別ではなく、今高尾が着ているのはオレのカーディガンだから萌え袖ではないのだよ」

「いや緑間っちのカーディガンでも萌え袖は萌えそ……は?」

「昨日はあったかかったけど今日になって急に寒くなったでしょ?だから真ちゃんにカーデ借りたんだよねー」

「は?」

「だから高尾のは……そうだな、言うなればオレ袖だ」

「オwwwレwww袖www真ちゃんwwwそのネーミングセンスぶふぉwwwwww」

「高尾っち……それは、つまり、その、発言はつまり……っお泊まり明けじゃないスかぁぁぁ!!」







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