萌え袖








「……黄瀬、服の袖が余っているのだよ」

「ぶはっ!ちょっ、緑間っち!これファッションっスよー」

「は?袖を余らせるのが、か?」

「そ。萌え袖っス。まぁ女のコとかがやると可愛さ倍増っスけど、ほら、オレがやっても可愛いでしょ?」

「意味が分からん。邪魔でしかないだろう」

「邪魔とかヒドッwww」

「動き易さを考えると自分の身の丈に合った衣服を着用するのが普通なのだよ」

「もうwww緑間っちwwwファッションっていうのは、時に利便性に反することもやっちゃうもんなんスよ!」

「理解出来ない……」

「あ、ほら!高尾っちがこないだ着てたカーデも萌え袖だったじゃないスか!」

「高尾?」

「黒子っちと四人で遊んだときっスよ。あれもだいぶ袖長かった気がするんスけど?」

「アイツが袖を余らせるのはいいのだよ」

「は?」

「可愛いからな」

「差別wwwwww」

「違う。区別なのだよ」







[ 264/284 ]

[mokuji]

「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -