半分どころか殆ど優しさ






「あ、は、ははは……はぁっ」

「なにいきなり笑いだしてんだオマエは。おら、ちゃんと布団掛けろ」

「……や、みゃ、じさぁ…こ、こまで…しんどい、と、いっそ……ふっはは、笑いしかでて、こな……はっ、…ははっ」

「いや怖ぇよ」

「このまま……っしんじゃったら、おれ、ど、しましょ……」

「風邪で死なれてたまるか。あー、もういいから、ほら」

「は、……ふ、ぁ……宮地さ、の……手ぇ、きもち、っす……」

「もうちょいしたら薬もききだすだろ、寝とけ」

「は…い、」








(目え覚ますまでみといてやっから)

(意識が落ちる間際に、そう聞こえた気がした)







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