白い一日。
(3月〜拍手お礼文)
【黒子君編】
「おはようございます高尾君」
「おはよー…おぉ!?なんで黒子がオレん家の前にいんの!?」
「コレを、渡しに」
「え、なにこれ」
「お菓子です。形のあるものはちょっとどうかと迷ったので」
「?え、いや、つかなんで黒子がオレにお菓子渡しに来たのかがまずわかんねーんだけど」
「その様子だと、どうやら僕が一番早かったようですね……少し嬉しいです」
「???」
(すごくイイ笑顔で学校に送り出されました)
(次は…青峰君辺りでしょうか)
【青峰編】
「よォ」
「え。青峰、オマエ学校は」
「放課後だとなんかややこしそうだったから先に来たんだよ。オラ」
「うわっ、なに投げて……て、コレ……グラビア雑誌じゃん」
「知り合いにオマエに何やったら喜ぶか聞いたら自分がもらって嬉しいもんだろって言われたから、迷ったけど、それ」
「迷った末いちばん最悪の選択肢選び抜いちゃったワケね(笑)」
「イチオシだぜ」
「てか、こんなプレゼント的なもの貰う理由が分かんないんだけど……」
「あー、そりゃオマエ…あれだろ、まあすぐわかんだろ」
「えぇぇ…?」
「じゃあな」
(てかオレ、学校にグラビア雑誌持っていくのコレ)
(あ?着信…って黄瀬??)
【黄瀬くん編】
「高尾っちー!!!」
「えええ黄瀬くん?!え、なんで、てか学校は??!」
「昼休みだし午後の授業は抜けても大丈夫そうだったんで!部活までには戻るっス!」
「良い子は真似しないでくださいちゃんと授業受けてください」
「えぇぇ(笑)てか、そもそもオレ放課後いちばんに渡しに来るつもりだったんスよ!そしたら朝から黒子っちからドヤメール来るしまさかと思って青峰っちに電話したらもう会いに行ってるとかぁぁぁ……!」
「ちょ、落ち着いて黄瀬くん。え、今日なんなの?何のイベントなのコレ」
「高尾っち!遅くなったけどコレ!オレの気持ちっス!」
「うん。とりあえずオレの話聞いて(笑)」
「受け取ってくれないんスか……っ」
「いやいや貰う!ありがとうもらうからその捨てられた仔犬みたいな目ヤメテ!」
「わーい!じゃあ無事に渡せたんで緑間っちに見つかる前に帰るっス。何か人も増えてきたし」
(そして颯爽と去ってく後ろ姿だけは完璧モデルなんだけど)
(もしもし?あ、紫原っちっスか!)
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