独唱。









滴る汗。

夏の匂い。





「宮地サン、シャツ、透けてますけど」

「ぶふぉっ」





透き通る蜂蜜色の髪。





「高尾っ、てめ……!いま言うことかそれは!」

「いや色っぽいなーって」

「……ッ」





覗く鎖骨。

耳に優しく響く声。

触れる、指先。





「バカ、」





微笑む、センパイ。

這う指が掬う、首筋の汗。





「オマエもだろうが」





好きな人と、過ごす季節。











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