HS海常に参上
『海常高校校門編(黄視点)』
「高尾っちー!こっちこっち!」
「黄瀬くん!」
オレに気づいてパッと笑顔になって駆け寄ってくる高尾っちまじ天使っス。
今日は高尾っちを主将の元まで護衛するのがオレの使命。
森山先輩とか森山先輩とか森山先輩が危険だから。
「わざわざありがとうねー、校門までモデルに迎え来てもらうとかオレちょうセレブwww」
「高尾っちのためならお安いご用っスよ」
「あはは!黄瀬くんありが……ぶふぉっ」
あ。
無邪気な笑みが花みたいに開くから思わず抱き締めてしまった。
「あ、っその、ごめ……っ」
「ははっ、モデルのバグ役得ーっ」
「ちょ、え、えええ」
慌てて離れようとしたら、まさかの抱きしめかえされて、え、なにこれ、オレ試されてるんスか。これはオレの理性が試されてるんスかぁぁぁぁ?!!!
「高尾っち……!!」
「さ、そろそろ笠松サンんとこ行こっか!やっべえ超緊張するー!」
「……」
思い切って次のステップに臨もうとしたけどあっさりスルーされた。
高尾っち……まじ小悪魔っスでもそんなとこも好き!!!
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