はじまりと誠凛突撃
「高尾。すまないね、頼むよ」
「ういーっす!」
監督に渡されたのは数枚の封筒とファイル。
オレはこれを各校の部長に渡しに行くという使命を課せられた。っつったら何か大袈裟だけど、要はあれだ、お使いを頼まれたってわけ。
『誠凛高校校門編』
「こんにちは高尾君」
「おーす、黒子に火神」
「黒子、オマエ、めちゃくちゃナチュラルに挨拶してるけど……高尾が来ること知ってたのかよ」
「いえ。でもボクの高尾君センサーが反応したので」
「ブフォwwwセwwンwwサーwwww」
「いや高尾、オマエ、そこ笑ってていいのか……?」
「愛ですね」
「愛wwwwww」
「……」
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