壁にどーん。
「え、え？なんすか、宮地サン？え、なんか近い近い近い！」
「当たり前だろーが、近寄ってんだから」
「ちょっ、ここ部室ですけど？それに逃げないんで両手顔の横に着くのヤメテください！威圧感ハンパない！！」
「いやつうかこないだ何で緑間ん家に行ったのオマエ」
「げ、何でそれ知って……」
「緑間がドヤ顔で言ってきやがったんだよ」
「あははー真ちゃんのばか。ってか宮地サン笑顔がこわいです」
「とりあえず何してたかくらい聞いてやろうか？」
「あの、なにってフツーに試験勉強ですけど。てか真ちゃん家行って勉強以外に選択肢ないんで！」
「じゃあなんでオレに隠してた」
「なんか、その、めんどくさそうだったし」
「あァ？！」
「だって前のとき結局行かせてくんなくて真ちゃん怒っちゃったんですよ！」
「緑間なんて勝手に怒らせとけ！」
「理不尽！」
「うるせーよ口塞ぐぞ！」
「はぁぁ？！」
「宮地に高尾……壁際で何をやっているんだ？」
「「あ」」
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