黄瀬くんとボーイズトーク3



(高尾くんと黄瀬くんシリーズ)





正直、前から気にはなっていたけど、なんとなく聞けずにいたことがある。

でも、今日こそは。
聞くと決めてきたっスよ!








「……緑間っちって、その、どう、なんスか?」

「え?真ちゃんが、何??」





オレの質問にいちごみるくシェイクを飲んでいた高尾っちはキョトンと動きを止めた。
まっすぐにこっちを見てくる瞳がなぜかキラキラ光ってるみたいに見えて、すごい話を続けづらいッス。

高尾っち、経験豊富そうだって勝手に思ってたけど、なんか最近イメージ変わってきたかもしれない。

と、思ったのは一瞬だった。





「いや、その……緑間っちはすごいストイックじゃないッスかあ……だから、えーっと」

「あ、もしかしてセックスのこと?」

「ブファッッ!!」





ちょ、人がオブラートに包んで二人の夜の営みについて尋ねようとしてたのに。なに直接的単語をサラリと口にしてくれやがりましたか。
この人は恥じらいとかそゆのドコに落としてきたんだ。誰か拾って来てあげて欲しいんスけど切実に。





「ププ……いま一瞬モデルの黄瀬くん終了したね」

「っ誰のせいだと思ってるんスか!」





ケラケラと笑われ思わず恨めしい視線を送れば、すぐに「ごめんごめん」と謝られた。





「でもなんでまた突然、そんな真ちゃんの夜の……ふはっ」

「言えてないッスよ……。……いや、緑間っちって中学時代からそっちの話には疎かったし……高尾っち、大丈夫なのかと」

「ギャハハ!何の心配なのそれ!オレの心配なの?!」

「わっ、笑いすぎッス」





お腹捩れる程笑わなくても…!





「でっ?どうなんスか?!真偽のほどは!!」





一通り笑いきったところを狙って前のめりに問い掛ければ、いつもより少し意地悪な笑みを浮かべる高尾っち。
これ、絶対オレを弄って遊んでるよね。間違いないッスよね。





「フフッ……なーいしょっ」





「ええぇぇぇ!!!なんスかそれぇぇぇぇ!!!!」








(青峰の夜のプレイスタイル(笑)教えてくれたらオレも緑間のこと教えたげる)
(えっ…!う……やっぱりナイショのままでいいッス……)
(黄瀬くんかわいーなオイ)



(13/1/4)




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