宮地サンと重なる





(※ぬるっと閲覧注意)




















「……っン、……んぁ、あっ」





手繰り上げた服から覗く白い肌をしつこく舐める。
腹から、ゆっくり上へ。
わずかに主張を始めた乳首をかぷりと食む。





「ひぁッ……!」





跳ねる体はムカつくくらい綺麗な肌をしていた。
反応の良さに調子に乗って唾液を絡めるように舐めればびくびくと震える高尾。その姿に思わずハ、と笑えば、漏れた息にすら身を捩らせるもんだからこっちも堪らない。
エロい。こいつ、ほんと天性のエロさだわ。





「み、宮地サン……っ」

「あ?何だよ」

「……あ、の……」





言い淀む高尾の表情が可愛くてしかたないなんて。ほんとオレも大概だ。





「なに?ちゃんと言えよ、ほら」

「ふ、ぁ……っし、した、も…ッさわって、くださ……アァッ」

「した、って?ドコ?」





羞恥に染まるその顔をもっと見たくてにっこり笑ってみせる。
その間も手は休めず胸の突起を摘まみ上げたり揺すったり繰り返して。女じゃねえから揉んだりできないけど、鎖骨に舌を這わせながら胸を弄ったら高尾が抜けるような矯声を上げた。





「アァ…ッ!み、やじさぁ…っそれ、もッ、…やです……ンぅっ!」





ニヤける顔が抑えきれず、今度は唇にキスを落とした。
うっすいそれを味わうように貪って、高尾の息が上がった頃に微かに唇を離す。





「ちゃんと言えねえならやめない」

「…っ、!き、っひゃ…きち、く…ンぅ…!」

「ん、……ちゅ……。ほら、どこいじって欲しいんだよ……?」

「……っお、オレのぉッ……」

「オマエの……?」





つうか胸弄っただけでこんな乱れて、色々大丈夫かこいつ。
いつもの事なのにいつもこの瞬間は興奮する。

こくり、と無意識に咽が鳴った。





「オ、レの……あっ、あな……るっを、いじってくださ……っ」

「は?」

「ふっ、ぇ……、え?」

「え?」





高尾の身体をまさぐってた両手が止まる。





え。こいつ、いま、なんつった?





「……ちんこじゃなくてケツのあな、いじられてーの?オマエ」

「……ッ」





カッと、一瞬で高尾の頬が真っ赤に染まる。
先ほどまでの生理的なもんじゃなくて、たぶん、精神的なもんで。





「……もっ、やだもう最悪しにたい今日はもう帰らしてください宮地サ……ひゃ、ぁっ」

「ばーか」





まるで、オンナみたいによがって、自分からあなを弄れとか厭らしく誘って。
仕舞いには顔を真っ赤にさせて涙目になる高尾の姿に。





ひどく昂った。





「帰すわけねえだろ。可愛くねだれたごほーびに、どっちも一緒に犯してやんよ」

「え、あ……っン、ひ…っ!」





後ろから抱き込むように態勢を変えてから。ぐり、とエグい音をたてて高尾を自身で侵せば、驚きに見開かれるその瞳。
まさかいきなりつっこまれるとは思ってなかったのか。
わりーけど、こっちも余裕ねえっつの。
腰を揺らしながらも前に回した手で高尾のを擦ってやれば、苦しそうな呼吸が徐々に甘味を帯びてくる。





「……っく、は……な、高尾…っおっ勃てたもんシゴかれて、後ろは犯されて…ンッ…いま、どんなっ気分よ……っ?」

「あぅ、んあッ!……やっ、みゃ、じさッ……ンっ」





びゅくびゅくと尖端から垂れ流れる精液を左手で掬い取ると、結合部に塗りたくって潤滑油代わりにする。まぁそんなん必要ないくらい高尾のなかはどろっどろでサイコーにイヤらしい。
蠢動する内部は下手なオンナよかきもちよくなれるんじゃないだろうか。





「ぁ、きっ、きもちぃ……ンンッ、アァぅッ、いっ、すきぃっ……」

「……ッ、ばっ」

「…ぅあ!…っひゃ、みやっ、じしゃっ……っん、くぅ」

「はっ、?ちょ……高尾ッ…てめっ……しめすぎだばか……!」





やべぇ、イク。

そう思った瞬間。



振り向いた高尾がへにゃりと笑った。








「おれのっ…なかで、イッてぇ…ッみゃじ、さン……!」










(これだから、こいつとのセックスはヤメラレナイ)








back



「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -