あー、あかん。
昼飯後の授業はほんま眠くてかなわんわ。
初回の授業て、重要やと思う。しょっぱなつまらん授業やったらそれ以後その授業はなめられっぱなしや。
この授業は俺んなかで、ブログ更新タイムに決定や。
あ、外みたらちょーど先輩らのクラスの体育や。
持久走やっとって、先輩が息切らしながら走っとる。なんや女子は1000メートルなのに、体力ないなぁ。そんなんでよく俺らテニス部のマネージャー務まるな。
あ、男子は謙也さんと部長が走り終えたとこや、僅差で謙也さんのが速かった。
うわ、浪速のスピードスターや!とか叫んでる。教室ん中まで聞こえてきてハズいっちゅーねん。
教室ん中でクスクス笑い声が聞こえる。同じテニス部としてほんっまに恥ずかしいわ。今日の部活で、こてんぱんにしたろ。謙也さんなんか浪速のヘタレっちゅー話や←
先輩がゴールした。あかん、なんか息切らした先輩、めっちゃ色っぽいわ。
あ、部長が先輩に近づきよった、頭を撫でんな変態部長。
俺のオアシス汚さんで下さいまじで。先輩オカズにして夜エクスタってんのとちゃうか。
先輩も先輩や、なんで素直に撫でられてんねん、アホちゃうか。
がた。
「お、財前いきなりどないした。」
「ちょっとムカついたんで校庭に行ってきますわ」
「なんや、おかしいやろ。それ。保健室行きますみたいなノリで言うな」
「先生、おかしい言うならウチの部長に言うてくれます?あの人大概おかしいんすわ、なーにがエクスタシーや。謙也さんも謙也さんや。あんな大声で叫びよって。いつもいつも先輩敬え言うてますけど、せやったら先輩らしい態度見せろってハナシですわ。じゃぁ、先生そゆことで。」
先生もクラスの奴らもぽかんとなりよった、まあ、当たり前か。普段おれはクラスじゃあんま喋らへんし。
あー、めんどくさいから出張らんようにしとったんに、あれもこれも先輩のせいや。
(というわけで俺と付き合うてください)(え、え?!)(こら財前。俺らまだ授業中なんやけど)(はは、財前、お前の告白はスピードスターやな!おれ敵わへんっちゅー(謙也さんのはヘタレってゆうんですわ))
そういうわけで
110814