(※補足の補足のようなもの) 「佐伯くーん!」 「何だよ、でかい声で呼ぶな」 「お弁当作ってきたから、食べて^▽^」 「………………」 「佐伯くん?」 「……もしかして、手作り?」 「うん、そうだよ。頑張って作りました!」 「そっか、頑張ったのか……。なら、食べないとな……はあ」 「佐伯くん、すごく元気ないね?」 「いや、そんなことはないんだけど……ちょっと、覚悟が必要みたいな?」 「?」 「胃薬あったかな……」 「酷いよ! 自信作なのに!」 「おまえの自信作は想像がつかないから怖いんだよ! 言っておくけど、このあいだのチョコの味、忘れてないからな!」 「あっ、あれは……チョコづくりは苦手なの! 仕方ないでしょ!」 「仕方なくない! ホント、どうやったらあんな怖い見た目のチョコになるんだよ……!」 「チョコは仕方ないの! いいから食べて、お弁当!」 「……南無三!」 「なによ、もう!」 ・ ・ ・ 「…………」 「……どう?」 「……うまい」 「やったあ!」 「えっ、なんで?」 「な、なんでって言われても……」 「見た目も綺麗だし、何より、おいしいし……」 「えへへ」 「分かった、おまえコレ詰めただけだろ。お母さんが作ってくれたおかず自分で詰めて、『手作り弁当です!』みたいな」 「違うよ! 自分で作ったんだよ!」 「ホントに?」 「ホントのホントに。嘘なんかつかないよ」 「ホント、なんで?」 「こう見えて、料理は得意なんだよ? チョコづくりは苦手だけど……」 「……おまえって、ホント変わってるよな。UMAみたいだ」 「違うよ! 酷いよ!」 「まあでも、俺……おまえのそういうとこ、嫌いじゃないっていうか、むしろ……///」 「あっ、佐伯くん、見て! ジャコウアゲハ!」 「……聞けよ!」 2011.07.29 *終わっとくね! *気遣い200越えでも、操作の問題で手作りチョコは毎回紫色(髑髏入り)のデイジーとか、そういうこともあんじゃないかなと思いまして。何と言うかとっても不条理! 大丈夫、そんなデイジーでも佐伯くんは余裕で愛せるしときめくさ!(いろいろ酷い……酷すぎる) <-- --> |