僕は無力だと知っていた 20100528 雹と秋緋がまだ子供だったころの話です。小学生くらいだと思ってください。 人物紹介でも触れてましたが、雹は家では酷い扱いを受けていて、唯一心を許せたのが実弟だけでした。 アルジリアは(兄弟の)父には逆らえないので、雹は迷惑をかけないように最低限にしか接しませんでしたし、何よりも助けを求めるなんて行為は彼のプライドが許しませんでした。だから雹は一人で戦おうと決意したのです。 そんな幼少期を得たからこそ、今のあの面倒くさいっつーか非人道的な言動が目立つ雹になったのではないでしょうか。 両親の愛を知らない雹は、その分弟から愛されたくてあんなブラコンになったのでは……。 本当は寂しいくせに何も言わずに家を出たのに、秋緋とアルジリアが(殴るために)追いかけてきちゃったからストッパーが壊れたのでしょう。作中で雹が大人しいのはこういう理由だと思います、うん。 愛されたいと望む雹は、周りの愛に気づきません。むしろ解らないんだと思います。 ストレートに伝えてもこいつの心には響かないだろうなぁ。もうこれは時間との勝負ですね。紅ちゃん、がんばれ!(ちゃっかり) 2010/05/28 17:04(0) |
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