ある日の夕方だった。
お登勢様に頼まれて私は買い物へ来ていた。
こんな私でも優しくしてくれるここの人達はとても温かい人だと最近感じてきている。
きっとこれも銀時様達のおかげだろう。
ふと気づけばいつか来た空地。
どうしてここにいるのだろうと疑問になりつつも歩む。
あの時の子供たちの笑顔はとても可愛らしいものでなんだか不思議な気持ちになった。
バグ、だろうか。
それに銀時様から貰ったネジを見るたびに胸が苦しくなる。
けれど源外様もこのバグはわからないとおっしゃっていた。
どうしたのだろう。
ふと正面を見ると赤く今にでも燃えつけてしまうような夕日が落ちていこうとしていた。
早く帰らなくてはお登勢様に怒られてしまう。
すぐに空地を後にすると後ろからバイクに乗ってる銀時様がいた。
そしてブレーキをかけて私の前で止まる。
「銀時様もお帰りですか?」
「おう、今日はジャンプの発売だったからなぁ。」
「銀時様はジャンプという物がお好きですね。」
「あぁ、少年にはかかせねぇもんだからな。ジャンプがないと銀さん生きていけないからね。」
「」