※暴力表現グロ注意
※文章力のログアウト
※死ネタ


床に垂れる血の微かな音に俺は踊り出したくなった。なんて美しいワルツだろう。だらりと重くなった身体はもう動かない。息のない亡骸に口付けをそっとする。唇は冷たくてそれはなんとも気持ちのよい体温だった。

「愛してるよ。」

蒼白な顔、唇はだんだんと乾いていく一方で血液が唯一の温もり。血ってこんなに綺麗なものだったっけと首を傾げる。いつもいつも汚ならしい狼種の血を見続けてきたせいで血というものにはあまり興味はなかった。けれど今この瞬間でこんなにも綺麗で愛しいものは見たことがない。

"俺はやっと君を愛すことができたんだ。"

そう思うとふいに笑いが込み上げてきた。楽しい!楽しいね!!兄さんと一緒にいた時も毎日がキラキラしてて毎日が俺達の幸せだった。けど、今この瞬間初めて俺だけが幸せになれたんだ。

「くく…はははは…アハハハハハハハハハ!!」

楽しくて楽しくてしょうがない。面白くてしょうがない。幸せすぎてしょうがない。もっと君を美しくしてあげようか。純白のウェディングドレスでも着させてもっと赤く染めてあげようかな。今なら俺なんでも君にできる気がするよ!!項垂れたままのフィオナを床に寝かせて、ずっと握っていた短剣をもう一度刺す。ほらね?ぐしゃぐしゃになっていく君、すごく綺麗だよ。ぐさぐさ、腹部へ、胸部へ。
真っ赤に染まった君は今世界一美しい。

「愛してる…愛してる、愛してる愛してる愛してる…アイシテル。」

抱きついて口付けを交わして、鉄の匂いが部屋一面に広がった。いい香りで酔いそうだ。まるで、ついこの間兄さんと飲んだワインの香りと似ている気がする。あのときのワインの色も血みたいな赤だったっけ…?ペロリと血を拭って舐めてみる。ワインよりは全然美味しくはないけれど、不思議と嫌いじゃなかった。

「…っはぁ、…綺麗だよ。フィオナ。」

血を拭っては舐めるこの動作が癖になってずっと舐め続けていた。そのあとあとに気づいた事といえば涙が止まらなくて自分でもよくわからなくなった。
だからきっとこの涙は幸せだって心の底から思った嬉し泣きなんだと悟った。






血で描いた愛してる






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初オージェ\(^q^)/オワタ
オージェ嫌いなんですけどねぇ…?wwwなんで狂愛書いてしまったんでしょうorz
最初はギランの狂愛を書こうとしたんですが…
よくわかりませんwww
因みに、この話はメヨーヨ√オージェBADのオージェがフィオナちゃん殺したあとの話がイイナーとか。
狂愛ちょっとこんなんでいいのでしょうか?
あまり狂愛は読んだことがないのでこんな感じかな…?とかちょっと不安なんですが…。
文章とか誤字脱字目立ちますが!読んでいただいてありがとうございます!!

2013.03.24

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