廊下を出るとリンゴの匂いがした。
その匂いに辿って行くと見覚えのある姿が見える。近くまで寄って手を引くとリンゴの匂いが増した。

「おい、フェリチータ。お前ひょっとしてリンゴ持ってるんじゃねぇか?」

手には何も持っていない、だがこいつの服や髪からはリンゴの匂いがする。一体どこに隠してんだ。

『あぁ…それは多分…さっきマンマがくれたトワレかも…』

そう言って小さな瓶を見せる。中には液体が入っててそこからリンゴの匂いがした。

『良い香りでしょ?さっき貰ったの。』

赤い瓶のトワレは益々リンゴのように見えた。リンゴが食いてぇ…

「…ったく、んだよ…リンゴじゃねぇのか。」

はぁとため息をつくと手を捕まれ驚くとイチゴ頭はギュッと握る手を強くした。

『今からアップルパイを作ろうとしてたんだけど。アッシュも一緒にどうかな?』

上目遣いで、そんな顔で言われると断りにくい。卑怯だ。

「…あぁ、んじゃあ、そのアップルパイ食わせてくれんなら良いぜ。等価交換だ。」

そう言うとイチゴ頭はもちろん!と言って笑顔になる。
その時の顔が一瞬可愛いくてそっとこいつの頬に手を添えて唇に軽く自分の唇を重ねた。

『!!!』
























愛しのトワレ




こいつの照れた顔見るより蹴りが飛んで来そうだな…。早く厨房に行くのが先手だ。



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アッシュ好きだぁぁあぁあぁ((黙れ
アルカナの中で一番大好きです!
アップルパイは私の得意料理の一つなのでいくらでも作っちゃう!リンゴが好きになるキャラです((違う
てゆか、短くてすみません…初アッシュです。タイトルもなんかよくわかりませんね…orz
愛しの香水てなんだ…香水て…(-"-;)
ネタバレはなしです。多分。


読んで頂きありがとうございました!!
また是非来て下さいね!!



2012.08.16



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