昼間の巡回が終わり、ある人物を探し人気のない港に来ていた。
潮風が鼻を擽り、髪を押さえる。
目指していた到着地点である幽霊船を軽く睨み中に入った。
中に入ると数えきれないほどの林檎が相変わらず床に散らばっていた。
少しため息をつきながら、その人物がいるであろう部屋にノックをした。

「フェリチータか?」

その声の合図でドアノブを握って中に入る。
そこには本を読むアッシュがいた。

『なんで最近館に来てくれないの?』

そう言うとアッシュは一々めんどくさそうに「調べ物をしてたんだ。」と言った。
確かにアッシュは今までずっと錬金術を学んできたと思う。けれど、夕食くらい一緒にしたいと私は思った。

『…それに、ずっと部屋に籠ってたら体悪くする。』

余計なお世話かもしれない、けれどアッシュだって一応人間。美味しい物を食べて外に出る事が私にとって日常生活なのだと思う。けれどアッシュの場合、ずっと部屋に籠りっぱなしで放っておくと寝ないで何も食べない時があったりした。
…まるでジョーリィやルカみたい。
錬金術師は皆そうなのだろうか?何かに没頭するのは良いけれど、もっと自分の体を大事にしてほしい。

『夕食だけでも一緒にしよう。』

「悪いがそれはまた今度だな。」

この間もそうだった。そうやってアッシュは私からファミリーから離れようとする。まだ抵抗があるのかもしれない。

「もうお前は帰れ、暗くなる。」

そう言ってアッシュは立ち上がって扉を開けてくれる。その優しさにチクリと胸が痛んだ。

『アッシュ…』

そう言うとアッシュが振り返ろうとした瞬間、私はアッシュに抱きついた。

「っ!?」

ドキドキ鼓動が速くなった。アッシュにバレそうだけどそんな事はお構い無し。

『…びしい』

「は?」

『だから、…アッシュがいないと寂しい…』

ぎゅっと手に力がこもる。
こんなに近くにいるのに、どうして私から離れようとするの?そうやって逃げていくアッシュを捕まえられない私は悔しい思いでいた。

「……ったく、最初からそう言えって」

そう言うとアッシュは私を優しく抱き締めた。
それにドキリとまた鼓動が速くなる。

「あー…今日だけだからな。」

『今日だけじゃダメ!毎日一緒が良い。』

そう言うとアッシュに笑われてしまった。
変な事言ったかな?

「わかった。しょーがねぇな、お前の我が儘に付き合ってやる。」

『我が儘じゃない。アッシュにとって大切な事。でも毎日一緒だと凄く嬉しい。』

顔を上げてニッコリ笑うと、アッシュは顔を近づけてきて私の唇を塞いだ。












甘やかしアモーレ




ずっと一緒にいたいの。






(おい、さっきの蹴りはなんだよ。)
(知らない…!)
(…ったく、いつになったら俺のお姫様は慣れてくれんだろうな。)
(!!!)
(また顔赤くなってんぞ。)
(これはアッシュのせい…!み、見ないで!!)



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もう文章が酷い・゚・(ノ Д `) ・゚・もっと文章力が欲しい。アッシュ迷子ですね、すいません、途中からわからなくなりました。
きっとこんなにアッシュはデレませんね…
すみません…。

こんな駄作を読んでくださりありがとうございました。また是非来てくださいね。



2012.10.04



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