『会長、またここにいたんですか?』


牡羊座寮の屋上に秘密の場所を隠し持っている一樹会長はソファーに腰掛けながらふっと鼻で笑った。


「お前は相変わらず俺を探すのが上手いな」


その答えにニッコリと微笑んで、はい!!と答えた。
それに一樹会長は呆れた顔で笑った。

会長は星月学園を卒業してからもたまに遊びに来るようになった。
今日は生徒会の会議が終わったあと会長から連絡があった時は正直言って驚いた。
忙しくていつも会えることができないから、会う日は凄く嬉しくって…それに限っていつも時間が遅く感じられるんだけどね。

私は会長の隣に腰掛けて星を眺める。
ここから見る景色はとても綺麗で、時たま一人でここを訪れる事があった。


「最近どうだ?ちゃんとやってるか?」

『はい。翼君はいつもの調子ですけど、颯斗君のいつもので止めているんで大丈夫です。』

「はは、颯斗も大変そうだな。」


そんな世間話に花を咲かせながら、最近起きた事を話す。
話しの途中で、ちょっとした問題も相談したり冗談を言い合って笑い合う。
これが普通に見えるかもしれない、けれど私にとって特別な時間だった。


『それでですね、会長…』

「蒼衣。」

『はい?』


いきなり真面目な顔をした一樹会長に目を奪われる。
どうしたんだろう?


「悪いな。最近ずっと会えなくて」

『…いえ、皆もいるんで寂しくないですよ!!それに、会長だって忙しくて疲れてるのに…』

「いや、それは違う。俺はただお前に会いたいから来てるんだ。暇な時に会いに来なくてどうするんだよ。」


そう言って一樹会長はギュッと優しく私を抱きしめる。
とくんとくん、と私の鼓動が早く打ち鳴らした。


『一樹会長…』

「俺はこれからも、この先も蒼衣を離す事はしない。大切にしたい。」

『会長…。わ、私も…会長から離れません。離れたくありません。』

「蒼衣…。」


顔を上げてニッコリと微笑むと一樹会長は私の頭をポンポンと優しく撫でた。


『それに、一樹会長に感謝してるんですよ?会長のおかげで沢山の掛け替えのない仲間ができたんですから。』


そう言ってから、ありがとうございます!と微笑んだ。


「………ったく、…そんな顔、他の奴にするなよ?」

『え…?』


そう聞き返すとニヤリと意地悪っぽく笑いそれから私の唇を塞いだ。
























壊れないは永遠に




崩れないし、離れない
私達の赤い絆



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また題名と合ってないよ!!ワトソン君\(^q^)/
しかも、初☆ぬいぬい\(^q^)/
キャラ崩壊なんて言わないで!!!
誰だこいつなんて言わないで・゚・(ノД`)・゚・
すいません。m(__;)m

御免で済んだら警察なんていらねぇよ!!
とか、罵倒メッセージは管理人の心を崩すのでお引き取りください((日本語


読んでくれてありがとうございました!!
また是非是非来てください!!



2011.08.30