『ここに来るの久しぶりだね。』

「そうだな、ここ最近来てなかったしな」


いつか来た錫也のご褒美で来た展望台。
でも今日は哉太と私の二人だけ、
それは、まぁ…私達は付き合ってるわけでデートとか恋人同士は普通なわけだから…
こう考えるとついつい恥ずかしく下を俯く。それに気づいた哉太は私の顔を覗いた。


「蒼衣どうした?」

『え?あ、ううん。星綺麗だなぁって思って。』


そうだな。と哉太も嬉しそうに見つめる。
私も微笑んで深呼吸をしてから星を見つめた。

今の季節は夏。
と言っても、だんだん涼しくなってきたから秋と言っても良いくらい。
さぁて、一等星でも探そうかな。


「あ、ベガ発見!」

『ずるいよ!哉太!!抜け駆けなんて…』

「ははっ、お前はのろまだからな〜。」

『言ったわね!次こそは…』


そう言ってからじーっと星を見つめる。
ベガがあそこにあるから…えーっと


『で、デネブだ!!』

「あっ、お前…俺より先に言いやがって…」

『えへへー』

「次こそは…」


それからずっと一等星探しになっていた。
ワクワクと胸がときめく。
こんな気持ちになったのは久しぶり、小さい頃もこんな気持ちで哉太と錫也で見に行った気がする。


『あと、一個!』

「あ〜…どこだー?」


夢中になってぐるぐると空を眺める。
なんだか目が回りそう。
うーん…あと一つ…えっと、ここからすぐ下に…あった!!


『「アンタレス!!」』


声が揃ってお互いに顔を見合わしてからお腹を抱えて笑った。
こんなに楽しい思いをしたのは、もしかしたら久しぶりかもしれない。

閉館になるまで私達はずっと星を見て当てっこをした。
無邪気にお互い笑って、指を差し合って、楽しい時間を過ごした。

帰り道は近くにある浜辺を歩いて帰る。
昔の話や世間話をしながらさくさくと心地良い音を砂に残しながら歩いた。


『今日は本当に楽しかったね!星も綺麗だし、月も綺麗。』

「そうだな、…で、でも…ほ、星なんかより…蒼衣の方がずっと綺麗だぞ…。」

『?今なんか言った?』

「なな、なんでもねぇよ…。」


横目で哉太を見ると少しだけ頬が赤く見えた気がした。
あれ?気のせいかな?


『いい気分転換になったよ。ありがとう、哉太。』

「そうか…んじゃあ、また来ようぜ。」

『うん!!』


ニッコリ笑うと少し躊躇いがちに哉太がギュッと私の手を掴んだ。
びくっと肩が震えたけどお互いに見つめ合いながらまたニッコリと微笑んだ。
なんだかそれは付き合った当時を思い出すような初々しさが残っていた。
























を掴んで、寄り添って、笑って




何回の好きより、
行動で示したもの勝ち。





-----------------
初☆哉太!!ww一番最初にスタ☆スカメンバーで好きになった人っす。
え?キャラ崩壊?フィルターかかりすぎ?誰?
気にしたら負けです!(`・ω・´)((キリッ
もう、ポジティブに生きていきます!多分。
とりあえず、すいませんでしたorz←
言ってる側からそうそうと?とか思ったら負けです!(`・ω・´)((キリッ←好きだなおい

読んでくれてありがとうございました。
またよかったら、本当によかったら
来てください。



2011.08.30